米津玄師「BOW AND ARROW」の歌詞の意味とTVアニメ主題歌としての魅力
- 2025/2/16
- 音楽
- BOW AND ARROW, 意味, 歌詞, 米津玄師

公開日 2025年2月16日 最終更新日 2025年2月16日
米津玄師「BOW AND ARROW」の歌詞の意味については、TVアニメ主題歌でもあるためとても興味深いですね。
いつも素晴らしい世界を届けてくれる米津玄師。今回も期待が高まります。では米津玄師「BOW AND ARROW」の歌詞の意味、そしてTVアニメ主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となるTVアニメとは
米津玄師の楽曲「BOW AND ARROW」がオープニング主題歌となるTVアニメは、「メダリスト」です。
「メダリスト」は、つるまいかだの原作が「次にくるマンガ大賞 2022」にてコミックス部門1位の受賞をはじめ、本年度は「第48回講談社漫画賞」にて総合部門等数々の賞を受賞している話題作です。
そしてTVアニメは、2025年1月4日よりテレビ朝日系全国24局ネット「NUMAnimation」枠にて初回放送を迎えました。
こちらのノンクレジット・オープニング映像が公開されて、楽曲のワンコーラスが解禁になりました。
「メダリスト」の内容は、スケーターとして挫折した青年の明浦路司が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女の結束いのり。
リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされて、司は自らコーチを引き受けるのです。才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。タッグを組んだ二人は栄光の“メダリスト”を目指していきます。
「BOW AND ARROW」の歌詞の意味について
気づくと靴が汚れて、錆びついた諸刃を雨が伝うのです。憧れは変わらないまま、そして夢から目覚めたその先には、また夢があるのでしょう。
泣き声が聞こえたのです。消えてしまう少し前に咽ぶソワレ。憧れの先へ、蹲る君を見つけたい思い。
行け 追いつけない速度にて。飛べ インパルスは加速していくのです。行け きっとこの時間を感じるために生まれてきたのだから。
未来を掴み、期待値を超えていこう。額には拭き刺す風があたるのです。諦めずに今に見ていろと思ってほしい、きっと君の眩しさに誰もが気づくだろう。
相応しい声にて、視線を追い越して、虚しい空を超えて進んでほしい。これまでとは見違える君の指から、今自分は手を放すのです。
気づけば謎は解かれたのです。木目ごとに見慣れた板の上がある。あの頃に焦がれたような大人になれたのだろうか。
そう君の苦悩は、君が自分で選んだ痛みなのです。そして掴んだあの煌めきも、全てが君のものなのです。
僕は弓になり、君の白い手の平をとって強く引いたのです。今の君は決して風に流されない矢になれる。
行け 決して振り向くことなく。もう届かない場所へと。行け 君はいつでも輝いていたのでしょう。
未来を掴み、期待値を超えて額には拭き刺す風が。今に見ていろと思ってほしい。君の眩しさに誰もが気づくから。
相応しい声にて視線を追い越して、虚しい空を超えて行ってほしい。見違えて行く君の指から、今この瞬間に自分は手を放すのです。
米津玄師のコメント
米津玄師はもともと「メダリスト」の原作漫画のファンです。そしてアニメ主題歌を作ることは、米津玄師から打診したと言われています。
コメントとしては、「何かのきっかけでマンガを読んでみたら、べらぼうに面白くて。すごく面白いマンガが始まったなと思っていたところに、アニメ化するという話をネットで見かけて。「やりたいです」という話をしたのがきっかけでした」と話しています。
そして「たぶん、10代20代の頃だったら、生徒のほうに共感しながら読んでいたはずなのに。読んでいて、自分の視点が変わっていることに気付いた。」
「自分は権力を持つ側に回ったんだなという感じがした。そういうところを気付かせてくれたマンガでもあった。」「そういうこともあって、自分ならこの作品に対して、作品のためにも自分のためにも曲が作れるという直感がありました。」と綴っているのです。
ドラマとのリンクを感じる魅力的な楽曲に!
「BOW AND ARROW」は、直訳すると弓と矢を意味します。このため「メダリスト」の登場人物の、いのりが矢そして司コーチが弓という表現の可能性も。
このうえで2人の力を組み合わせて、いのりが矢のようにリンクに飛び立っていくのでしょう。
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