ゴリエが復活して、CMにも登場し話題になっています。ゴリエを約15年ぶりにテレビで見て、懐かしさに喜んでいる当時のファンは多いでしょう。
10代の若い世代など、初めて見る人にとっては不思議な存在かもしれません。ゴリエと、キャラを演じているガレッジセールについて、振り返ってみましょう。
ゴリエとは
ガレッジセールのゴリが扮するキャラクターのゴリエは、フジテレビ系のバラエティ番組「ワンナイR&R」で、2000年代前半頃に人気を博しました。
煌めくピンクの衣装と金髪にメイクを施し、チアガールの格好をしたゴリエは、中学校の体育教師という設定でした。鉄棒の大車輪が得意で、攻撃する時はドロップキックをするなど、身体能力抜群です。
「ヨ・ロ・コ・ビ〜」「ペコリ」「ウィ」「カナシミ〜」「〜でござる」「〜じゃろがい」など、独特な口癖の表現も流行りました。
2004年には歌手デビューも果たし、オリコン最高1位も獲得。2005年のNHK紅白歌合戦にも出場するほどの、社会現象になったのです。
懐かしのゴリエが復活
ゴリのYouTubeチャンネル「ゴリ・オキナワ」にて、2021年2月に雨上がり決死隊・宮迫博之のキャラ「轟さん」と共演する企画で、ゴリエが復活しました。
テレビ局にまだ保管されていたという衣装を借り、当時のメイクさんも探して、依頼するという完全復活でした。動画を配信すると大きな反響があり、なんとCMのオファーが来たのです。
暮らしの様々なサービスを提供する「くらしのマーケット」のCMです。ゴリエと川ちゃん(相方の川田)が一緒に、2021年4月から登場。約15年ぶりの復活に、懐かしさを感じ、元気をもらえるという人も多いでしょう。
ゴリは映画監督も?
ガレッジセールは、中学時代の同級生のゴリと川田が、1995年に結成したお笑いコンビです。二人とも沖縄出身で、ボケ担当のゴリ(本名:照屋年之)は、1972年5月22日生まれ、ツッコミ担当の川田広樹は、1973年2月1日生まれです。
ゴリは大学時代に面白いと評判となり、川田を誘って芸人を目指しました。中退しましたが、日本大学の芸術学部映画学科で学んだ経験も活かし、照屋年之名義で映画監督や脚本家としても活躍しています。
2019年度の第60回日本映画監督協会新人賞を受賞しているのです。北野武監督以来となる現役芸人の受賞で、その才能にも注目されています。
沖縄を愛する芸人
沖縄の地元を愛する芸人としても知られています。NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」シリーズにも俳優として出演し、印象深い演技を見せていました。
愛する沖縄を舞台にした映画製作など、今後の活躍も期待したい魅力ある才能です。