コットンが「キングオブコント2022」の決勝に初出場を果たし、ブレイクのチャンスをまさに掴かもうとしています。2021年の改名も勢いを増しているきっかけでしょう。
今回は、お笑いコンビ「コットン」にスポットライトを当ててみましょう。
コットンとは
コットンは「ヨシモト∞ホール」のムゲンダイレギュラーとして活躍し、人気も実力もあります。ツッコミ担当でイケメンキャラの「西村真二」と、ボケ担当でコミカルキャラや憑依キャラを自在に操る「きょん」のコンビで、コントも漫才も両方とも定評があり、絶妙な掛け合いと笑いの化学反応が特徴的です。
ブレイクを目指すコント師たちの最高のステージである「キングオブコント2022」決勝に、「コットン」が初めて駒を進め話題になっています。
コットンのコンビ名にあまり馴染みがないという人も、「ラフレクラン」でこれまで活躍していたため、旧コンビ名で認知しているケースもあるでしょう。2021年に改名したばかりなのです。
改名して「コットン」に
出会いは吉本興業の養成所NSC東京校でした。2011年に17期生として学んだ同期には、今をときめく「空気階段」や「オズワルド」がいます。
NSC時代は別々のコンビでしたが、2012年4月にコンビ「ラフレクラン」を結成しました。ラフ(英語で笑い)とレクラン(フランス語で宝箱)を組み合わせた造語がコンビ名の由来です。
2019年の「NHK新人お笑い大賞」で優勝や、「ABCお笑いグランプリ」で4回決勝に進むなど、頭角を現すも人気や知名度が停滞気味でした。
2021年4月に「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演した際、マネージャーから売れない理由の一つは覚えにくいコンビ名の「ラフレクラン」と指摘。ハイスペック芸人で自信家の西村は「ゴッド」を提案しますが、出演者の横山由依が柔らかく表現した「コットン」に全員が共感して、新コンビ名が決定しました。ファンや色々なことを化粧水のように吸収する優しいイメージで親しみ感が持てますね。
異色の経歴からお笑いに
西村真二は、1984年6月30日生まれの広島県出身です。小学生の時にジュニアオリンピックに出場した水泳選手で、高校時代は野球部のエースピッチャーで成績優秀。慶應義塾大学時代には「ミスター慶應コンテスト」のグランプリを獲得した181センチの高身長イケメンというハイスペック男子。しかも広島ホームテレビのアナウンサーを3年間務めた異色の経歴を持つ芸人なのです。
きょん(本名:富士田恭兵)は、1987年11月18日生まれの埼玉県出身です。卓球で県ベスト4、サッカーで県選抜の経歴を持ちます。國學院大学を卒業後、IT関連会社で成績トップもとった優秀な営業マン。
元アナウンサーと元営業マンのしゃべりのスペシャリストが、ハイレベルの笑いを生み出します。
キングオブコント初出場のコットンに期待
第15代のコント王者を決める「キングオブコント2022」の決勝戦が、いよいよ迫ってきました。TBS「お笑いの日」の2022年10月8日(土)19:00から、決勝の熱い戦いが開催されます。
2021年の前回大会は「空気階段」が爆笑旋風を巻き起こして優勝、一躍人気芸人になりました。
今回の出場は、「ニッポンの社長」が3回目の決勝進出、「かが屋」・「ネルソンズ」・「ロングコートダディ」・「ビスケットブラザーズ」が2回目で、知名度もある実力者揃い。初出場は「コットン」を始め、「いぬ」・「クロコップ」・「最高の人間」・「や団」の5組です。
過去決勝に進んだ経験のある組が大舞台の場に慣れて有利な感じもしますが、歴代王者の14組中9組は決勝戦に初出場で優勝の栄光を掴んでいるのです。
次の売れっ子芸人が初出場の5組から生まれる可能性も高く、コットンにも優勝のチャンスが大いにあり、期待が膨らみますね。
ブレイクする予感
ハイスペックイケメンとキャラ芸人というコンビで、コットンに改名した番組をきっかけにいじられる親しみ感もアップしました。
「キングオブコント2022」で爪痕を残すと一気にブレイクする予感がします。元アナウンサーという大きな武器も、MCなどで活躍するポテンシャルが感じられます。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=6040
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