公開日 2023年4月20日 最終更新日 2023年4月20日
YOASOBI「セブンティーン」の歌詞の意味については、原作が直木賞作家の宮部みゆきでもあるため、深く知っておきたい思いがありますよね。
原作に対しても把握をしながら曲を聴くと、より魅力を感じられるのです。では今回はYOASOBI「セブンティーン」の歌詞の意味と、曲から感じるメッセージについて詳しく見ていきましょう。
『はじめての-EP』とは
YOASOBIが4名の直木賞作家が“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマに、小説を書き下ろすプロジェクト『はじめての』の楽曲4曲が収められているのが『はじめての-EP』です。
5月10日に数量限定でCDリリースすることになりました。ぜひチェックしておきたいですね。
宮部みゆき『色違いのトランプ』とは
「セブンティーン」は、宮部みゆき『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」を原作とする楽曲です。
ローソン「マチカフェ」とのコラボで、2023年1月から全国のローソン店舗(約1万3,800店舗)※マチカフェ展開店舗:2022年11月末時点。「ローソンストア100」を除く)で発売されていた、“YASOBI ハニーカフェラテ”のオリジナルスリープに記載された二次元バーコートで先行視聴が行われて、話題となっていました。
MVについて
「セブンティーン」のMVは、2023年3月27日の20時にYouTubeプレミア公開されました。MVはアニメ制作会社MAPPAが2019年に立ち上げて『この世界の片隅に』などの映画も手掛けた、コントレールが担当しています。楽曲の疾走感に合う、目まぐるしい展開が魅力的な映像になっているのです。
「セブンティーン」の歌詞の意味について
まるで鏡に写しているようなそっくりの二つの世界。ここに生まれた二人の自分がいるのです。
存在するべき場所が違ったのかもしれない。そして神様が間違えたのかもしれない。でも同じ姿形、なのに中身は全て反対なのです。
違和感については、ずっと前からあったのでしょう。パパやママに対して、大事に思う気持ちはあるのです。でも自分はここでは自分自身ではないと感じるのでしょう。だから赤は赤、そして黒は黒に戻る必要があるのです。
次元を隔てた向こうの世界では、今日も残酷な悪魔の声がするのです。あちらの自分は怖がりで泣き虫。見て見ぬ振りなんてできない。
これではハッピーエンドにはならないでしょう。だから救いに行こうとしているのです。こんな乱暴な自分のことをどうか許してほしい。
でもやり遂げてみせる、そう思う強さがあるのです。だからバッドエンドではないのです。どこに存在しても、自分は世界で一人の独自のもの。誇らしく思えたとしたら、とても嬉しいと感じるのでしょう。
境界線にて分けたこちらの世界、今日も呑気に天使があくびをしているのです。気づいたのは悪を見逃せないということ。だから帰り道を交換したい気持ちがあるのでしょう。
自分が希望になると決めたのです。別れるのは寂しい、でもいつか目尻にできた傷も理不尽に立ち向かうことができた証拠だと思えるはず。
いつの日かハッピーエンドにしてみせる、このために世界を相手に向かっていきたいのです。こんな乱暴な自分を愛してくれたことに感謝したいのです。
これはバッドエンドではない、どこに存在しても自分はあなたの唯一無二のオリジナルだから。
誇らしく生きることができるのです。存在するべき場所に帰る時がきたのでしょう。だから別れを告げたセブンティーン。
曲から感じるメッセージとは
自分と向き合い、原点を取り戻そうとしている曲になっています。世界に対して、立ち向かっていこうとしているのでしょう。
誇りを持って歩んでいきたい、自分自身が歩んでいくことは生きていくことだから。別れを告げながらも、これから新しい自分と共に進んでいこうとしているのです。その決意を感じる曲になっていると感じる人は多いですよね。
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