ザ・マミィのネタは面白くて、実力のあるコントコンビとして人気が上昇しています。キングオブコント2021で初めて知ったという人もいるでしょう。
今来ている芸人として注目の「ザ・マミィ」について紹介いたしましょう。
キングオブコントで準優勝
2021年10月2日に開催されたキングオブコントは、例年以上にレベルが高いコントで大きな盛り上がりを見せました。
3,000組以上がエントリーして決勝に勝ち進んだ10組中9組は吉本興業所属が占める中、今回最年少として決勝に初進出した人力舎所属のザ・マミィが大健闘しました。
ファーストステージは「この気持ちはなんだろう」のネタで、風変わりなおじさんを演じる酒井と純朴な青年を演じる林田のミスマッチな交流のコントです。人を信頼する心の喜びを呼び起こし、最後にはミュージカル調に歌い演じました。2位通過でファイナルステージに進出。
ファイナルステージは「社長と社員の告発」のネタを披露しました。半沢直樹のドラマ風に演じるなど、現実とフェイクドラマを交互に仕掛けあうとても練り上げられたネタでした。
空気階段が歴代最高得点を出しての文句なしの優勝。男性ブランコと同点で準優勝となったザ・マミィも素晴らしい笑いを届けてくれて印象に残りました。
ザ・マミィの特徴とは
ザ・マミィは、知的で純粋な感じがする林田と個性的キャラクターを演じる酒井のコントラストが特徴的で笑いを生みます。コントを得意とする注目の若手コンビです。
主にツッコミ担当の林田洋平は、1992年9月10日生まれの29歳(2021年現在)、長崎県出身です。県内有数の進学校・長崎西高校から筑波大学に進学しますが、芸人を目指して中退しました。ネタ作りにも高い能力を発揮しています。
主にボケ担当の酒井貴士(本名:酒井尚)は、1991年6月1日生まれの30歳(2021年現在)、東京都出身です。昭和感のある芸人風で個性的です。味のあるキャラクターを演じる能力がとても高いので、コントに映えるセンスがあります。
トリオからコンビに
人力舎の養成スクールJCAで、2015年に24期生として出会いました。最初は別のコンビでしたが、「卯月」というトリオとして2016年から活動を始め、2017年にはキングオブコントで準決勝まで進むなど頭角を現します。しかし方向性の違いなどから、2018年8月に卯月を解散。予選を勝ち進んでいたキングオブコントは途中で辞退します。
ゾフィーの上田が尽力して、林田と酒井のコンビで復活することになり、「ザ・マミィ」を2018年9月に結成しました。解散した時に2人とも母親を思ったということからコンビ名にしました。
安定した実力で注目のコンビ
2019年に第1回ツギクル芸人グランプリで優勝を果たし、2019年から2年連続してキングオブコントで準決勝に進出するなど、安定した実力で注目される若手コンビでした。2021年に準優勝という結果を残し、今後は優勝候補として名が挙がる存在です。
着実にブレイクしつつある「ザ・マミィ」、母親もとても喜んでいることでしょう。