Level Up Future

尾上右近が映画俳優としてついにデビューしました。尾上右近と言えば、「歌舞伎界のプリンス」などと称される期待のニュースターですが、テレビ出演を始め、多彩な活躍を見せています。尾上右近についてスポットライトを当ててみましょう。

歌舞伎界の二刀流プリンス

尾上右近（二代目）は、1992年5月28日生まれの29歳（2021年現在）、東京都出身です。本名は岡村研佑で、ケンケンなどの愛称でも親しまれています。

江戸浄瑠璃の清元節宗家・七代目清元延寿太夫の次男として生まれました。歌舞伎伴奏音楽の家元です。

父方の曽祖父は六代目尾上菊五郎で、初めて文化勲章を受章した歌舞伎役者の名優です。幼児期に曽祖父が演じる映像を見て役者を志し、日本舞踊を習います。

7歳で初舞台を踏み、12歳の2005年に二代目尾上右近を襲名します。妖艶な女形で頭角を現し人気となり、立ち役もこなす歌舞伎俳優として成長。2015年の23歳から自主公演「研の會」を開催している歌舞伎界の新プリンスです。

「スーパー歌舞伎II ワンピース」の2017年公演で代役主役を見事に務めて、注目を集めました。

歌舞伎俳優としての修行を積みながら、清元・浄瑠璃の唄い手としても精進して、2018年に清元栄寿太夫を襲名しています。

歌舞伎俳優でありながら歌舞伎伴奏音楽の唄い手もこなす二刀流的な才能の稀有な存在です。

母方の祖父は大スター俳優

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では、孝明天皇役を好演。気品のあるオーラを発して見事に演じていました。

2021年10月から公開されている岡田准一主演の「燃えよ剣」で、尾上右近は映画デビューを果たしました。幕末の新選組を描いた司馬遼太郎の原作です。新選組の後見であった会津藩藩主で京都守護職の松平容保を演じています。

歌舞伎界だけでなくテレビドラマや映画俳優としても、特別な思い入れがあることでしょう。尾上右近の祖父が昭和を代表する映画スター、銀幕スターの鶴田浩二なのです。

鶴田浩二の次女が尾上右近の母で、映画俳優大スターのサラブレッドの血筋をひいています。これから映画やドラマでの活躍も楽しみです。

二刀流にとどまらない多彩な活躍

歌舞伎界で培ってきた力をベースに、テレビや舞台などで幅広く活躍を広げています。いろいろなバラエティ番組に出演して、気さくでおしゃれな魅力も見せ、スペシャルキャスターとして情報番組「めざまし8」に出演するなどもしています。さらに近年はミュージカルの舞台にも挑戦しているのです。

歌舞伎界と浄瑠璃、銀幕のサラブレッドとして、二刀流にとどまらない多彩な活躍を見せています。豊かな才能にこれからも注目しましょう。

公式サイト：https://www.k-factory.net/profiles/ukon-onoe