スーパーマラドーナのネタが面白いことを「笑ラウドネスGP2022」の優勝で、証明してみせました。「笑ラウドネスGPって何のこと?」という人も多いはず。
「笑ラウドネスGP」とスーパーマラドーナについて紹介いたしましょう。
画期的な「笑ラウドネスGP」とは
「笑ラウドネスGP」とは、2021年からABEMAで開催されている新スタイルのお笑いコンテストです。「笑量測定型AIお笑い賞レース」などと呼ばれる新しい特徴があります。
お笑いコンテストでは審査員が採点に苦慮するシーンも度々ありますが、「笑ラウドネスGP」は審査員がいなくて、審査するのはAI。観客が笑った量(笑いの音量と時間)をもとにAIが採点して、100点満点で点数を出す画期的なシステムなのです。
ネタ時間の全体でどれだけウケて笑いを獲ったのかになるので、瞬間的な大爆笑よりも全体を通しての笑いの濃密度合いがとても大事と言えるでしょう。
点数に応じた賞金をもらえるのですが、1位だけでなく5位までもらえるのも画期的です。1位は点数×1万円、2位は点数×5千円、3位は点数×3千円、4位と5位は点数×1千円となっています。したがって、準優勝でも優勝の半額程度の賞金がもらえるのです。
芸歴やジャンルも関係がないコンテストなので、ベテランも含めて多くの芸人にとって嬉しい賞レースの誕生となりました。
ちなみに2021年の第1回開催は、プラスマイナスが優勝を飾っています。
スーパーマラドーナのネタは圧巻の面白さ
第2回の「笑ラウドネスGP2022」は、2022年7月17日に開催されました。1018組がエントリーして、予選を通過した15組が決勝で競い合いました。
司会は今田耕司が務め、最初にゲストのM-1王者・錦鯉が漫才を披露。参考得点ながら95.72の高得点をマークして、流石のパフォーマンスを見せます。
11組目の「わらふぢなるお」が92.48で暫定トップに立ちましたが、13組目に登場した「スーパーマラドーナ」が95.84を出して、逆転で優勝。賞金958,400円とABEMAの番組の出演権を獲得しました。
スーパーマラドーナが披露したのは「合コン」の漫才ネタで、掴みからボケ担当の田中が笑いを獲り、一気に盛り上がり序盤から爆笑のオンパレード。
一見大人しそうな田中が最高潮のハイテンションになって笑いもマックスに。田中がコミカルにボケて、武智が巧みにツッコむ完成度の高い漫才は、圧巻の面白さで見事なパフォーマンスでした。
2位がわらふぢなるお、3位が青色1号、4位がオフローズ、5位がジグザグジギーでした。
スーパーマラドーナの経歴について
ボケ担当の田中一彦(1977年10月15日生まれ、大阪府高槻市出身)と、ツッコミ担当の武智(本名:武智正剛、1978年8月3日生まれ、愛媛県松山市出身)は、ともに1999年にNSC大阪校に入学。
22期生の同期は、南海キャンディーズ山里、とろサーモン久保田、ウーマンラッシュアワー村本、ダイアン、キングコング、ミサイルマン、中山功太、なかやまきんに君など豪華。
2003年12月に結成時のコンビ名は「マラドーナ」でした。2007年に解散して翌年に再結成、「スーパーマラドーナ」になりました。
2011年に「NHK上方漫才コンテスト」で最優秀賞を受賞するなど実力をつけ、「M-1グランプリ」では5年ぶりに復活した2015年から決勝に進出。2018年まで4年連続決勝の舞台に立ちましたが、最高3位の成績でした。
面白いと証明して見せた「笑ラウドネスGP2022」
スーパーマラドーナは「スーマラ」の愛称で根強い人気を誇る実力派漫才コンビです。小動物系の田中の可愛い雰囲気と、大柄で強そうな雰囲気の武智。違うタイプの2人が作り出す漫才は、以前から面白いと定評がありました。
1番笑いを獲った「笑ラウドネスGP2022」の優勝で、面白いと証明して見せました。スーパーマラドーナの今後のさらなる活躍に期待が膨らみます。
公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=387
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