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公開日 2024年9月11日 最終更新日 2024年9月11日

Mr.Children「in the pocket」の歌詞の意味については、映画主題歌でもあるためとても興味深いですよね。

映画の内容との関連性も詳しく知っておきたいところです。では今回はMr.Children「in the pocket」の歌詞の意味や、映画との関連性を詳しくお伝えしていきましょう。

主題歌となる映画とは

Mr.Children「in the pocket」は、2024年8月30日に全国公開の映画『きみの色』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

『きみの色』は山田尚子監督の最新作で、完全オリジナル長編アニメーション映画です。脚本は山田尚子監督と幾多のタッグを組んでいる、吉田玲子が務めています。

映画のストーリーについてですが、高校生のトツ子は人が色として見えるのです。そしてある日、トツ子は美しい色を放つ同級生の少女・きみと、街の片隅の古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことになります。

誰にも言えない悩みを抱えた彼らは、離島の古い教会で練習を通じて段々と心を通わせていくのです。

 

「in the pocket」の歌詞の意味について

見上げてみると頭の上には雲が流れているのが見えるのです。自由にカタチを変えて動く、その雲を見つめているのでしょう。

でも自分は自由ではなく、思っていた以上に自分探しに戸惑ったり患ったりしているのです。そして足元ばかりを見ていたと気づくのです。

堅苦しく考えることなく楽しんでもいいと、あの日叩き付けた鍵盤の音が教えてくれたのでしょう。

去年着ていた上着のポケットに迷いを置いてきたのです。だから今日からまた新しい明日を始められるのでしょう。

「私」が始まることに対して心は不安定で、カーテンのように揺れているのです。それでも吹き抜ける風の心地よさを感じることができるから。

経験値を上げることで失敗を避けてきたのでしょう。簡単に答えを導く術を知ったのです。それなのにどこか削り取られていたものがあると気づいたのでしょう。これは大胆で不格好、でも大事なものなのです。

好きな色を手に取り描いていいということを、絵が苦手な子供には伝えて画用紙を渡そうとしているのです。自分自身もあまり得意ではないけれど。

絡まっている靴紐に対して解くのを諦めて忘れて遊んでいるうちに、知らない間に解けていたのです。

思うようにいかないハプニングが続いたとしても、既に分かっているのです。それなら楽しむだけだということを。

誰の心にでも不透明で濁った景色はきっとあるのです。自由でいる方法はいくつでもあるから。それを昨夜掻き鳴らした六弦の音が教えてくれたのでしょう。

昨日のシャツのポケットの中に悲しみを置いていこう。今日からまた新しいあなたが始まるのです。

心はずっと不安定、そしてカーテンのように揺れるとしても。吹き抜ける風の心地よさを感じながら、ただ今を楽しんでいたい気持ちがあるのです。

 

桜井和寿のコメント

この曲と映画について、Mr.Childrenの桜井和寿がコメントをしています。「この映画の主人公たちは焼き上がる前の陶器のように、少し力を加えただけで壊れてしまいそうなくらい繊細に思える。言い換えれば柔らかくしなやかだ」と話しているのです。

そして、巣から落ちてしまった飛べない雛スズメを見つけた桜井和寿は、心配になり拾って家に連れて帰ったというエピソードを語りました。

飼育方法を調べようとネットで検索をすると、巣立ち雛はそこからまた親鳥と共に飛び立つ練習をして成長していくと知ったのです。

このため慌てて雛を発見した場所に戻り、雛を探しているであろう親鳥に謝罪をしながら拾った場所に雛鳥を戻したのです。この時に健やかな成長を心から願ったとのこと。

この時のエピソードを踏まえ、「抱き上げるでも背中を押すでもなく無理に力を加えることなく、映画の主人公たちにはその繊細のまま、その柔らかさのまましなやかに強く飛び立ってほしい」と話しています。

更には、「そんな歌でありたいと願いを込めてレコーディングをさせてもらった」と、「in the pocket」について熱く伝えているのです。

 

これからの自分を楽しみにすることができる楽曲

様々な場面にて様々な感情を持つ曲の中の主人公。その表現や描写がとても繊細で聴く側の心に強く響いてきます。

大切にしていきたい、そう自分の過ごす日々や時間に向けて思える、心が前を向くことが出来る曲になっていると感じます。

歩く時の足音、そして鼓動と同じようなリズムが印象的な素晴らしい曲ですね。

 

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