公開日 2019年11月11日 最終更新日 2020年7月9日
『みにあまる彼氏』のネタバレ情報に興味を持っている人は、現在とても多いでしょう。マーガレットにて連載中、既刊5巻の『みにあまる彼氏』は、漫画家のほしの瑞希が描いています。
ほしの瑞希先生の漫画には、ぱっちりとした瞳がチャームポイントの女子がよく登場しており、今回の作品にも魅力的なキャラクターがたくさん出てきています。
では『みにあまる彼氏』のあらすじや登場人物などを、ネタバレ情報も加えてご紹介していきましょう。
みにあまる彼氏のあらすじについて
恋愛できるチャンスとずっと待っていた青柳いろは(あおやぎいろは)ですが、気がつけば高校二年生の春になってしまいました。
彼女の「恋愛してみたい」という思いは決して興味本位でなく、好きな人いない歴=年齢であることが、いろはにとってひとつの悩みになっているのです。
そんな彼女が高校二年生に進級した際、出席番号が一番であるためにクラス委員長を任されます。この時、雑用係として皆に避けられている副委員長を引き受けてくれた日下部(くさかべ)くん。
彼に優しさを感じて気にし始めるいろはですが、友人から「それは恋じゃない」と言われてしまいます。しかも周囲からも「いい子」と評判の日下部くんは、実は恋愛経験が豊富な人物でした。
一度でいいから恋をしてみたいと願いつつ、これまで好きな人ができたことがない自分に対して不安を抱くいろはに、恋愛のチャンスは訪れるのでしょうか。
登場人物は魅力満載!
みにあまる彼氏に登場するキャラクターたちは、魅力のある人物ばかりだといえるでしょう。読み手を不安にさせるような悪役が登場しないため、常に安堵しながら読むことができるのもこの漫画のよいところです。
そもそも非の打ち所がないヒーローは、漫画やアニメなどの作品の中だけに登場する架空のキャラクター。誰しもがそこに目を向けるはずですが、日下部くんはもっと深みのある人物なのです。
「完璧」というところからあえて焦点をずらし、裏の顔を持つ男子を創り上げたのがほしの瑞希先生なのです。
また恋愛に憧れているけれど、経験したことがないため不安も抱えているといういろはは、読者にとってかなり共感できる存在。
「自分も恋愛にチャレンジしたいと思っているので、いろはちゃんにも頑張ってほしい」と感じる人もいるかもしれません。
意外性の利いたヒーロー・日下部くんとピュアなヒロイン・いろは
「草食系男子」というのは一昔前に生まれた言葉で、恋愛経験が少なく好きな人に奥手な男性のことを示しているもの。
このような人は誠実なイメージを持たれ女性から好かれやすい存在ですが、近年ドラマや少女漫画などでは、情熱的にアプローチしてくれる男性が人気になっているのです。
『みにあまる彼氏』の日下部くんもかなり積極的なタイプで、ヒロインのいろはを緊張させるほどの甘い台詞が特徴的でしょう。
しかも日下部くんは、少女漫画において定番の「クラスの女子たちに人気の王子様」というようなキャラクターではなく、現在はあまり注目度が高くない状態。
その優しさとほんわかとした雰囲気は、周囲に知れ渡っているものの「いい子」で終わってしまっているのです。
そんな日下部くんは、恋愛初心者のいろはにとってなじみやすい存在。これからも和気あいあいとした雰囲気を維持し、恋人関係を長続きさせてほしいですね。