公開日 2019年9月2日 最終更新日 2021年10月9日
『まちがいさがし』は、米津玄師が作詞作曲とプロデュースを手掛けた菅田将暉の新曲です。俳優というイメージだけではなく、アーティストとしての菅田将暉の魅力溢れるこの曲。
その魅力について、迫っていきましょう。
ドラマの主題歌として起用
この曲はドラマ「パーフェクトワールド」の主題歌として使われていました。ただの恋愛ドラマとは違い、かなり深みのある内容に感動した人も多いのではないでしょうか。
そしてこの曲が、ドラマにかなりマッチをしていたのも印象的ですよね。このドラマを観ていると、人が生きるということは何なのか、そして愛情とはどういう形のものなのか。色々と考えさせられる場面が多かったです。
愛する人の傍にいることだけが、愛情ではない。そして愛情の形は二人で作り上げていくものでもあると、このドラマを観て知った人もいるかもしれません。
歌詞について
大切な人に出会うことができたけれど、これまでに生きてきた日々はとても苦しく厳しいものだったのでしょう。
まちがいか正解か、世の中がもしそれしかないのならば、自分はまちがいの方に生まれてきたと曲の中の主人公は思っているのです。
でもだからこそ出会えた、大切な人が自分の心の奥深くに存在するようになった、この事実を受け入れることができたのでしょう。
まちがいさがしを、ふたりでゆっくりとしていこうと伝えている思いは、これからも一緒に歩んでいきたい願いがあるから。
その思いを歌う菅田将暉の歌声は、とても繊細で爽やかなもののように思います。手を重ね合わせ、温もりを感じた時に間違いや正解なんてどうでもよくなってしまう。
つまりは、世の中には間違いと正解だけではないと、愛情を通して気が付くことができたのです。
突然の出来事から、今までの生活と大きく変わってしまうこともありますよね。この時にどう対応するか、それを受け入れることができるのか。
これはドラマとリンクしている部分でもあるのでしょう。ただひとつ言えるのは、どのような状況になったとしても、求めるのは大切な存在ただそれだけなのです。
この存在さえあれば、どのような状況になっても恐れることはない、迷いや悩みを感じながらも、変わらない自分の思いを貫いていけるのでしょう。
菅田将暉と米津玄師について
米津玄師は、以前から菅田将暉に対して惚れ込みのような思いを持っています。そのため、この楽曲も、菅田将暉のために思いを込めて仕上げたものなのでしょう。
本来はストイックなイメージを与える米津玄師ですが、おそらく菅田将暉との友情のような深い思いは、これからも音楽を通して私たちに届くのではないでしょうか。