公開日 2024年6月6日 最終更新日 2024年6月6日
「ダークギャザリング」の15巻が発売され、漫画好きな人たちから大いに注目を浴びています。こちらは、集英社・ジャンプSQ.にて2019年春から連載されているバトルホラーコミック。
作者は近藤憲一先生で、完全オリジナル作品の単行本化としては「ダークギャザリング」が初めてのようです。そこで今回は、その完成度が大いに評価されている「ダークギャザリング」の15巻の魅力についてご紹介していくと共に、作品の概要やストーリーについても一緒に観ていきましょう。
「ダークギャザリング」とはどんなお話?
主人公・幻燈河螢多朗(げんとうがけいたろう)は、大学1年生の男性です。生まれつき霊を引き寄せてしまう体質の彼は、中学生の頃に幼なじみの寶月詠子(ほうづきえいこ)と共に霊障に巻き込まれてしまったことがあります。
それ以来、二人は霊障の呪いをかけられてしまいました。この経験から、自分の体質のために周囲を傷つけることを恐れて、霊からも社会からも遠ざかる生活を送っていました。
しかし大学入学をきっかけとして社会復帰の準備を始め、無事詠子と同じ大学に入学することができたのです。同時に家庭教師のアルバイトも始めた螢多朗。
そこで出会ったのは、詠子の従姉妹でもあるミステリアスな女の子・寶月夜宵(ほうづきやよい)でした。彼女はなんとIQ160を超える天才少女であり、しかも螢多朗と同じく霊媒体質でもあります。
母親を悪霊に連れ去られてしまったという夜宵は、手掛かりを求めて心霊スポットを巡っていました。ところが、霊から避けられる悪霊捕縛(ダークギャザリング)のため、逆に霊を引き寄せる体質の螢多朗の力を必要としていたのです。
そして螢多朗もまた、自身と詠子にかけられた悪霊の呪いを解くために、特殊な能力を持つ夜宵に協力するべきと考え…。奇怪な絆から生まれるのはどのようなものなのか、そして特別な存在となった詠子を守り抜くことはできるのでしょうか。
「ダークギャザリング」の15巻について
「ダークギャザリング」の最新刊にあたる第15巻は、2024年5月2日(木)に発売されました。毒を以て毒を制す凄惨な戦いが繰り広げられ、新たな事実も明らかになっていきます。
家庭教師として働く螢多朗の2人目の生徒・神代愛依(かみよあい)は、京都に実家を持つ高校1年生の女の子。彼女は、家系の関係で神に見初められており、20歳になる頃に神に連れて行かれてしまいます。
神様霊によって家族も友人も失い、夜宵たちの介入から神様霊との戦いが始まります。夜宵が提唱したのは、舞台となる京都の街を覆う「弑逆桔梗」作戦。
これがどういった結末を呼ぶのか、事態の推移がとても気になります。そして螢多朗と詠子は、首塚大明神の地で酒呑童子と邂逅し、ここでも戦いが勃発。
封印から解き放たれた酒呑童子は「龍神の子」ともいわれる存在で、螢多朗に憑く神主と対抗し、驚くべき結末を迎えることになります。一難去ってまた一難、螢多朗たちの身に降りかかる災難はいかように形を変え、運命へと導いていくのでしょうか。
オカルトの世界に魅了されるバトルコミック
「ダークギャザリング」は、今とても注目されている作品です。TVアニメも2023年7月から12月まで、連続2クールで放送されていました。
こちらは原作に忠実に丁寧に制作され、コミックス第9巻の途中までのエピソードが描かれました。もし続きが気になるという場合は、9巻から読んでみるのもひとつの方法です。
しかし原作には原作ならではの魅力がたっぷりと盛り込まれていますので、第1巻から楽しむことをお勧めします。ドキドキハラハラしながら読み進めることができるため、オカルトやホラーに興味がある人は必見です。
ジャンプSQ. 「ダークギャザリング」公式ページ:https://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/darkdathering/
TVアニメ「ダークギャザリング」公式HP:https://darkgathering.jp/
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