「ダンス・ダンス・ダンスール」の最新刊は何巻?熱量と煌めきに圧倒される青春群像劇
- 2026/9/7
- 漫画
- ダンスダンスダンスール, 最新刊

公開日 2026年9月7日 最終更新日 2026年9月7日
「ダンス・ダンス・ダンスール」は、バレエという華やかな舞台の裏側にある才能、努力、挫折、嫉妬、憧れといった本質を真正面から描いた青春漫画です。
少年少女が「踊りたい」という衝動を抱え、それぞれの限界を越えようともがく姿が、本作最大の魅力となっています。では今回は、そんな「ダンス・ダンス・ダンスール」の最新刊の発売情報やストーリー、魅力を詳しくご紹介していきましょう。
「ダンス・ダンス・ダンスール」の最新刊の発売情報
「ダンス・ダンス・ダンスール」は、ジョージ朝倉先生によるコミック作品で、2015年9月より小学館・週刊ビッグコミックスピリッツにて連載されています。
本作の最新刊は、2026年9月7日(月)時点では第32巻で、同年4月に小学館のビッグコミックスから発売されました。なお、次巻にあたる第33巻の発売も決定しており、2026年9月11日(金)に発売される予定です。
第32巻では、物語の大きな舞台となるローザンヌ国際バレエコンクールの準決選がいよいよ始まります。主人公の仲間でありライバルの流鶯(るおう)は、オペラ座を思わせる演出の「眠り」に挑み、一方の潤平(じゅんぺい)は舞台への恐怖に直面します。
出番が迫るなか、会場から姿を消した潤平をブランコが捜し、憔悴した彼を見つけます。そして潤平は、かつてプリンシパルであった自分の足で、再び踊ることを決意するのでした。
「ダンス・ダンス・ダンスール」のストーリー
主人公の村尾潤平(むらおじゅんぺい)は、中学二年生の男子です。幼い頃にバレエを見て強烈な憧れを抱いたものの、父親の死をきっかけに「男らしくならなければ」と考え、バレエの道を諦めてしまいます。
その後は截拳道を習い、学校では明るく人気者として過ごしていました。そんな彼の人生を変えるのが、転校生・五代都(ごだいみやこ)との出会いです。
都は、母親がバレエスタジオを経営しているために、潤平が隠していたバレエへの思いを見抜き、彼をバレエの世界へと誘います。
再びバレエを始めた潤平の前に現れるのが、圧倒的な才能を持つ少年・森流鶯(もりるおう)でした。幼い頃から英才教育を受けてきた流鶯は、技術だけでなく、舞台上で観客を惹きつける強烈な存在感を持っています。
経験のほとんどない潤平はその実力差に打ちのめされますが、同時に流鶯の存在によって「もっと踊りたい」という気持ちが強くなっていくのです。
やがて二人は単純なライバルではなく、互いの才能や弱さを刺激し合う特別な関係へと変化していきます。
そして物語は、バレエ学校での厳しいレッスン、舞台公演、国内外のコンクール、海外での挑戦へと大きく広がります。中学生だった潤平が、単にバレエが好きな少年から、本気でプロのダンサーを目指す一人の表現者へと成長していく過程が、本作の大きな軸となっています。
本作の魅力について
「ダンス・ダンス・ダンスール」の最大の特徴は、バレエを単なる「美しいスポーツ」として描いていない点といえます。
バレエとは高度な技術だけでなく、身体条件、音楽性、表現力、舞台上での存在感、そして踊る本人の人生そのものが影響するところです。
本作では、登場人物たちが練習を重ねるだけではなく、「自分はなぜ踊るのか」「何を表現したいのか」というところまで突き詰めていきます。
そのため、舞台上の数分間に、それまで積み重ねてきた人生や感情が凝縮されているように感じられるのです。
また、潤平という主人公が、最初から才能に恵まれた天才ではないという点も重要です。もちろん、彼には突出した身体能力や感性があるものの、バレエを本格的に始めた時期は遅く、経験の差によって何度も打ちのめされます。
それでも踊ることへの衝動を抑えられず、失敗しては考え、他者の踊りを見て刺激を受け、再び舞台に立ちます。
その姿には、スポーツ漫画に通じる熱さがありながら、勝敗だけでは測れない芸術の世界ならではの残酷さと面白さがあるのです。
唯一無二の表現がここにある!
「ダンス・ダンス・ダンスール」は、バレエを題材にしながらも、実際には「好きなものを好きだと言い、そこへ人生を懸けるとはどういうことなのか」を描いた青春漫画であるといえます。
潤平は、周囲の価値観によって一度はバレエを諦めた少年です。しかし、都との出会いによって再び踊り始め、流鶯をはじめとする才能豊かな仲間やライバルとの出会いを通して、自分だけの踊りを探していきます。
その過程には成功だけでなく、挫折、恐怖、迷いも存在します。だからこそ、舞台で放たれる輝きが圧倒的に眩しいのでしょう。
本作は、バレエを知らない読者でも、登場人物たちが「踊ること」に取り憑かれていく熱量を通して、芸術に人生を懸けることの凄まじさを味わえる作品です。
小学館「ダンス・ダンス・ダンスール」公式ページ:https://bigcomics.jp/series/a15f3cc6063de/new
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