BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」の歌詞の意味と映画との関連性について
- 2022/5/7
- 音楽
- BUMP OF CHICKEN, クロノスタシス, 意味, 歌詞
BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」の歌詞の意味については、映画の主題歌にも起用されたことから理解しておきたい人は多いですよね。
今回はBUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」の歌詞の意味、そして映画との関連性について詳しくお伝えしていきましょう。
映画について
2022年4月15日より公開の劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌になっているのが、BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」です。
優しさや切なさが溢れる曲なので、どこか懐かしさを感じさせるものに。コナンの世界観にマッチしている内容にもなっているでしょう。
MVについて
MVのディレクションはBUMP OF CHICKENと多くのタッグを組んできた、映画監督の林響太朗が務めました。幻想的な時の中で、それぞれのメンバーを映しているとても美しい映像です。是非チェックしておきたいですね。
そしてこのMV公開と共に、カメラマン太田好治が撮影をした新アーティスト写真も公開されました。
歌詞の意味について
今日までの日々を今後はもう読むことのない手紙のようにして、部屋を出ていくのです。まるで意味がないように感じる中でも、いつかまたこの扉を開ける時は来るのでしょうか。
おそらく夢をみていたのです。でもこの内容については、思い出す必要がないように感じているのです。
懐かしいと感じられる存在が自分の心の中に残っていたので、これだけで十分のように思うのでしょう。
自分のいる場所を隠されてしまいそうな街。並んでいるとしても、どこかしっくりとしないのです。
まるで一人ぼっちのように感じる、でもきっとこのように思っている人はたくさんいるのでしょう。
このまま並んでいる状態で、答えを待つしかない。その答えで自分を救うことができるのかさえ分からないのです。
まるで古い絵のように記憶の中で止まっているもの。そして大切な人の声が、心の中にある言葉を探させるのでしょう。
自分がここにいることをまるで教えているように、遠くに消えていく点滅を見ているのです。似ているくしゃみを聞くこと、そして香りを感じること。
たったこれだけでも、胸に蘇る存在があるのです。これらを鍵のようにして、持っておきたい思いがあるのでしょう。
自分自身は怖がったり狡さがあったりするから、忘れていなくても忘れたようにしていないと、ここから逃げてしまいそうになるのです。未来を変えることができるような力など、求めていないのです。
それよりも大切な人のいない、この世の中で生きていく理由を伝えたい。自分の中にひとつだけ残った欠片。これを声が枯れそうになってもただ伝えたいのです。
雰囲気に合わせていただけ、そして楽しいふりをした時もあったのでしょう。でも自分の中で得られなかったもの、これがどうして皮肉なぐらいに輝いて見えるのでしょうか。
失くしたくないと思えるものがあるのです。そして帰りたいと思える場所もある。大切な人のいない世界、でも一緒に過ごせた日々に対して伝えたいのです。
記憶が止まってしまったとしても、鮮やかに何度も聞こえてくる大切な人の声。答えや自分の中に封じ込めていた言葉を、きっとこれからも探し続けるのです。
心に寄り添ってくれる曲に
大切な存在を失くしてしまった、この中でも生きる意味を探していく曲です。過去に対してとらわれてしまうとしても、この状態や自分自身を乗り越えていこうとしているのでしょう。
まるで時計の針が止まったように、残っている記憶を「クロノタシス」として表現しています。
自分にとってとても大切なもの、これがもう戻らないとしたらこれからの日々はどうなるのでしょうか。
このように考えながら聴いてみると、心に寄り添ってくれる曲だと感じられるはずです。繊細な気持ちが表現された曲なので、じっくりと今後も聴き続けたい曲ですね。
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