公開日 2019年11月2日 最終更新日 2020年7月9日
King Gnuの「傘」は、10/11に配信リリースされた曲です。この曲はブルボン「アルフォート」のCMソングとして書き下ろされました。
現在でもブルボン公式You Tubeで、この動画を観ることができます。今回はこの曲の歌詞の意味と、なぜ心に響くのかについてお伝えしていきましょう。
CMとの相性
CMには坂口健太郎が出演しています。こちらは技術を駆使した最先端のもの。そしてCM放送に先立ち、ブルボン公式You Tubeにてスペシャルムービーが公開されたのです。
アルフォートと言えば、チョコレートとビスケットがベアになっているお菓子。「King Gnuの曲が、本当にお菓子のCMと合うの?」と気になる人も。
でもこれが、不思議に合うのです。CMにも演技力が出ますよね。坂口健太郎はこのCMの中で、曲に合わせた魅力的な主人公を演じています。見応えのあるCMに仕上がっていると言えるでしょう。
歌詞について
傘と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?傘について、色々な想像をさせてくれる曲です。
別れの曲がKing Gnuには合うように感じます。楽しい恋愛の曲を聴きたい時もあれば、失恋曲を聴きたい時もありますよね。このような時に、聴いてみたい曲でもあるはずです。
今までにとても近い場所にいたと思った大切な存在は、今は遠い存在になってしまったのです。何を伝えたくても届かない。その辛さが表現されています。
運命の人かもしれない、そう思っていた時期もあったのでしょう。でもそんなものは最初から無いのだろうと、思うしかない時もあるのです。
近くにいたい、戻りたいと思っていてもその願いが叶わない。それに対して、心には雨が降り続くのです。
日常の生活の風景が歌詞の中に出てくるので、男性の心情がイメージしやすい曲でしょう。ラブソングのような恋愛、それを求めたわけではなかったけれど、そんなふうにはいかないことを思い知らされることが、とても苦しいのです。
愛とはなんだろう?と思いながら、それが分からないと感じている主人公。でもそういう自分はもしかしたら、頼りないのかもしれない。
自分をこのように客観視する自分もいるのです。今、傘を求めているのでしょうか。それとも傘があったから乗り越えられたものが、傘をなくしたので立ち止まっているのかもしれません。
傘とは色々なものを象徴できるもの。それが心を救ってくれたもの、もしくはとても必要なものだったように思わせる歌詞でもあります。
King Gnuはやっぱり素晴らしい!
King Gnuの世界観はとても魅力的。雨が降る場面が心に浮かび切なさや苦しさも、心に響いてきます。
このような楽曲をつくれるアーティストは、なかなかいません。これから先にも、ファンが増えていくことが想定されますね。