公開日 2024年12月9日 最終更新日 2024年12月9日
米津玄師「Azalea」の歌詞の意味については、Netflixドラマの主題歌として書き下ろされた楽曲でもあるため、とても興味深いですね。
米津玄師にしか表現できない素晴らしい世界。では今回は米津玄師「Azalea」の歌詞の意味、そしてドラマ主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となるドラマとは
米津玄師「Azalea」は、有村架純・坂口健太郎ダブル主演のNetflixシリーズ『さよならのつづき』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
『さよならのつづき』の内容としては、菅原さえ子(有村架純)が恋人の中町雄介(生田斗真)からのプロポーズを受けたその日に、雄介が交通事故で亡くなってしまいます。
北海道のコーヒー会社で働くさえ子は、仕事に没頭しようとします。でも雄介がくれた愛の大きさに日々気づかされることに。
ある時、さえ子は雄介の心臓を提供された相手から手紙を受け取ります。ルールに従って無記名でお礼を書いたのは、大学職員の成瀬和正(坂口健太郎)です。
手術に成功した成瀬は、時々フラッシュバックする自分のものではない記憶に違和感を覚えていました。
北海道そしてハワイの壮大な風景を舞台に、運命に翻弄されるふたりの美しくも切ない、「さよなら」から始まる愛の物語です。
「Azalea」の歌詞の意味について
残していった挿し木の花は、あの時のままだと感じるのです。私はただあの時と同じように、大切な人の頬を撫でるのです。かつては咲き誇っていた花、形は変わったとしても変わらないものがあるから。
ずっと側にいて、手に触れてと大切な人に言っていたのです。相手が困ってしまうぐらいに。誰も知ることのないプルートゥ、夜明けのプルームと仄かに香るシトラスがある。二人だけ鼻歌がリンクしていくこの時間に。
せーので黙って、何もしないでいてみたいのです。大切な人とならこれができるように思うのでしょう。
愛し合う二人であれば、沈黙や何もしない時間でさえも穏やかで幸せなものになるのです。だから今、時が止まって見えるぐらいに大切な人がどこか変わってしまっても、ずっと私は君が好きだった。そう伝えたいのです。
眩むように熱い珈琲そして隙間ひらく夜はホーリー。まだ二人の間に流れる時間は、距離を掴めないものなのでしょう。
でも想いを高めていったとしても醜い花には嵐がくるのです。この続きには思いがけないストーリがあるのでしょう。
どうやら今夜未明に二人は行方不明になりそうなのです。積み重なるメッセージに対しては、このまま放っておいてしまおう。誰も知らない、気づくことのない場所に二人は消えるのでしょう。
目を見つめて、もう少し抱いてぎゅっとしていてほしい。大切な人の温もりを強く感じていたい思いがあるのです。
それはまるでクリムトの絵のように。心臓の音を知りエンドルフィンという幸せホルモンが湧き上がり、ここには確かに続くリフレインがあるのです。
遣る瀬ない夜を壊したいのです。君のマチエールを感じたい、それは絵画表面の質感のようなもの。縺れ合うように、そして確かめ合うように触れたい思いがあるのでしょう。
せーので黙って何もしないでいられる、きっと二人なら。今、時が止まって見えるほど、君がどこか変わるようなことがあっても、ずっと私は君が好きだったのです。
泡を切らしたソーダのよう、着ずに古したシャツのよう。そして苺が落ちたケーキのよう、まるで捨てられない写真のように。最初の状態とは変わっていくものがあるのです。
でもここにいてもいないとしても、君が君ではないとしても私は君が好きだったのです。君は自分にとってのアザレア。
ドラマの世界とのリンクを強く感じる楽曲に
愛とは変わってゆくものに対して認めること。そして変わらないものを忘れずに、これからも抱き締めていくものでしょう。
ドラマの世界とのリンクを強く感じる歌詞になっているので、曲と共に堪能したいと思う人は多いでしょう。
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