公開日 2024年11月23日 最終更新日 2024年11月23日
YOASOBI「New me」の歌詞の意味については、CM曲として起用される新曲でもあることから深く知っておきたいですね。
では今回はYOASOBI「New me」の歌詞の意味、そして曲や歌詞の魅力を詳しくお伝えしていきましょう。
TVCMについて
YOASOBI「New me」を起用したTVCMは、リクルートの『わからないまま、それでも』篇です。11月の放映に先がけて、リクルート公式YouTubeにて先行限定公開がされました。
テーマとなった「KAIKO(邂逅)」は、思いがけない出会いやめぐりあいを意味します。そしてリクルートの「まだ、ここにない、出会い」というブランドメッセージにも共通する言葉です。
「New me」の原作は?
毎夏恒例のコンテスト「モノコン2023」では、物語を通してたくさんの人が行き交う場=「邂逅」する場に、という思いから「KAIKO」をテーマに開催されました。
その企画の1つとなったのが「モノコン2023 文藝×monogatary.comコラボ賞」です。選考委員長に芥川賞作家の金原ひとみさんを迎えて、河出書房新社発行の文芸誌「文藝」とのコラボレーションが実現しました。
そして大賞受賞作品となった「白山通り炎上の件」(有手窓・著)を原作に生まれたのがYOASOBIの新曲「New me」です。
「New me」の歌詞の意味について
いつも通りの今日、そして退屈な日々が変わり始めたのです。これまではどこか窮屈に感じていたのでしょう。でもある日の物語をきっかけに、ここから今までのどんな私よりもずっと私になると感じたのです。
これまでは望んでいるわけではなくても、笑顔がどんどん上手になっていったのです。そして愛想よく一日一日を擦り減らしていたのでしょう。いつしか本当の自分が居ないと思うようになっていたのです。
とぼけて知らないふりをしていた「気分はいいよ」と。嘘をついていた「あなたの気持ちがわかる」と。
でもこの状態に対して、もう限界だと感じたのでしょう。恋人や出会いのことなどを聞かれる、望んでもいない日々。
こういう話題は嫌い、だから話しかけないでと言いたいのです。不愉快やお節介で決まった憂鬱な気持ちになる約束。そんな一日がまだ始まると思っていたのでしょう。
待ち合わせは朝のstationだったのです。いつもよりお洒落をしてみる、でも特別っていうわけではない。新しい感情が芽生えた私に対して、名前を呼ぶ声に顔を上げたのです。この時に未知の存在に出会ったのです。
何を言っているのか全く分からない。あぁ私は未知のものに出会ったのです。それは長い前髪の人。私は彼に会ったことがある、彼は謎めいているのです。まさかの出会いから物語が始まるのでしょう。
初めましてを交わしてから、あっという間に今、風を切って駆け出すのです。当然のような日常に背を向けて、二人は街を抜けていくのでしょう。
未知のものに出会ったのです。何を言っているのか全く分からない。ダボついたシャツの人。自分がどんな道を歩んできたのか分からないのです。ありえない展開だと感じる、でも。
あなたがくれた驚きに満ちた慌ただしい今日。これが私に気付かせてくれたのでしょう。私がずっと本当に嫌いだったのは、きっと私自身だったこと。
新しい毎日に飛び立とう。いつもの私ごと全て壊してしまおう。どんな明日が来るとしても、私は私を生きると決めたから。
これまでの日々や自己否定を断ち切って、新しい人生を切り開いていく決意をしたのです。未知のものに出会った、だから自分の扉を開こう。そして新たな未知のものに出会うだろう。
お決まりの今日と退屈な日々を変える、それが今日この瞬間なのです。だから振り返らないで進もう。ここから始まる私の物語、私は新しい自分になれる。
新しい自分に生まれ変わるために!
この楽曲を聴くことにより、これまでの日々を振り返らずに新しい自分に生まれ変われると感じます。
未知との出会いにより、自己否定をせずに自分の物語を始めることができるのでしょう。これから先の物語は、きっととても輝いて素晴らしいものになると、この楽曲を聴くと思えるのです。新しい日々へそっと背中を押してくれると感じる人は多いでしょう。
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