公開日 2024年4月8日 最終更新日 2024年4月8日

友成空「鬼ノ宴」の歌詞の意味については、どのようなメッセージが込められているのか気になる人はとても多いです。

そしてこの世界に浸ってみたいと感じて興味を持つ人も。では今回は友成空「鬼ノ宴」の歌詞の意味と、曲から感じるメッセージに対して詳しくお伝えしていきましょう。

友成空について

友成空は2002年生まれのシンガーソングライターです。小学4年生で作曲を始めて、それ以降は独学で楽曲制作を続けています。

高校2年生の時に事務所へ送ったデモテープをきっかけに、シンガーソングライターとしてのデビューが決定しました。2021年3月の高校生活最後の日に、5曲入り音源「18」を発表してデビューを果たしたのです。

 

とても魅力溢れる楽曲

鬼の宴に迷い込んでしまったような怖さと、ダンサブルなトラックメイクが共存していてワードセンスがとても光る楽曲です。

2023年にTikTokで投稿したデモ音源動画が、400枚回再生を超えて話題になりました。そして2024年3月6日公開のBillboard JAPANのチャート「JAPAN Heatseekers Songs」では、3周連続で首位を獲得しています。

Spotify Japan 週間バイラルチャートでは7位、リリックビデオはYouTubeウィークリーミュージックビデオランキング5位を獲得するなどの人気です。

 

MVについて

「鬼ノ宴」のMVの監督は、水曜日のカンパネラ「エジソン」、あの「ちゅ、多様性。」、サザンオールスターズ「盆ギリ恋歌」などのミュージックビデオや、日清食品、ソフトバンク、日本マクドナルドなどのテレビCMを多数手がけてきた渡邉直が担当しています。

「目隠し鬼」や「かごめかごめ」を連想させる鬼や閻魔、幽霊が奇々怪々と舞う鬼の宴に迷い込んでしまった世界で、古くからある童歌に感じる不気味さそして楽曲のダンサブルさが共存した独特な空気感が特徴的です。

一度迷い込んでしまったが最後、鬼に魅了されて蜘蛛の糸渡り、そして堕ちて現世に帰れなくなるような作品に仕上がっています。是非チェックしたいですね。

 

友成空のコメント

この曲は、明るくも暗くも、コミカルにもシリアスにも聴けるのではと、友成空はコメントしています。

それらが全て一緒になった「陽気な悪夢」とでも言うべき映像を、今回たっての希望で渡辺直監督に撮っていただいたとのこと。

これまでとはまた違う「鬼の宴」が見られるはずと、満足感を表現しています。綱渡りをしたり、鬼に囲まれて踊ったり。不思議で楽しい撮影だったそうです。「シュールな宴へようこそ！」と導いてくれています。

 

「鬼の宴」の歌詞の意味について

主人公は人間で、目の前の料理に対して戸惑っているのです。何処から喰えば良いのだろう、美味いものか不味いものなのか分からないのです。でも決まりばかりの世の中には、生きづらさがあるのでしょう。

仏が何度も水を差してくるのです。我慢するのが礼儀だと言われるのでしょう。その中で鬼がこの身を唆すのです。御先にどうぞ遠慮しないでと。

月曜日は一週間の始まり、ここから鬼の宴が始まります。一度きりの宴なので楽しまなければ勿体無いと、好きなものだけ食べるように鬼に促されるのでしょう。

何方を捲ればいいのでしょうか。白い札なのかもしくは黒い札なのか。それでは一丁賭けるとしよう。死ぬも生きるも紙一重だから。

御釈迦が蜘蛛の糸を垂らすのです。まるで遅くはないから御出なさいと言われているように。地獄の聲が耳を打つと感じるのでしょう。でも踏み出すのも悪くない、こう思う曲の中の主人公がいるのです。

此の宴は真っ盛り。そして今宵は一週間の終わりとなる日曜日です。本来は元の世界に変えるべきですが、鬼は主人公を引き留めるのでしょう。

いま宴が一番の盛りで実に素晴らしい状態。だから堕ちるところまで堕ちなさいと、鬼が主人公を誘うのです。

自分自身を広げ、宴の輪を周囲に広げて楽しく過ごしなさいという掛け声が繰り返されているのです。

まるで決まりばかりの世の中で小さくならずに、思いきり楽しもうと促してくれているように。

 

心が楽になるポップな曲に

日々の中には、苦しいことや辛いと感じる時があるものです。でもそのような現実から時には離れて楽しい時間を過ごしてもいいと、「鬼の宴」を聴くと思うことができるでしょう。

あまり我慢ばかりしすぎるのではなく、時には本音を話したり心をリフレッシュさせたりしてもいいと、この曲を聴くと感じられる人は多いですよね。

 

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