公開日 2019年8月27日 最終更新日 2021年10月8日
タイニーハウスという家が、アメリカで近年話題になっています。
アメリカの家といえば広い庭や、部屋数の多い大きな場所をイメージしますが、それだけスペースがあればやはり維持費や管理費もかかってしまいます。
日本人のように節約が得意ではないアメリカ人の中でも、最近は家を小さくしてメリットの多い生活を始める人が増えているようです。
そこでタイニーハウスの価格など、気になる情報をチェックしていきましょう。
タイニーハウスとはなに?
タイニーハウスの価格は、通常の家よりも安いのが魅力。
アメリカでは「タイニーハウス・ムーブメント」と呼ばれる社会運動が生まれるほど、かなり注目されています。
タイニーとは、小さいという意味。では小さい家とは、実際にどれくらいのサイズなのかという点が気になるところです。
通常のアメリカの一戸建ての家は、2600平方フィート。その1/10程度の広さが、タイニーハウスの平均的な広さだといわれています。
タイニーハウスは小さいに家に住むこと以上にあらゆる魅力があり、ひとつのライフスタイルとして注目されています。
家に車輪がついていつでも移動できるタイプや、実家の後ろにタイニーハウスを建設する形など。自由な発想で作られるタイニーハウスは、生活費を節約しながら人生に快適さを求めることがコンセプトなのです。
タイニーハウスの価格はいくら?
アメリカの住宅情報は州ごとに価格は異なりますが、一般的なコストとしてタイニーハウスではない一戸建ては290,000ドルで、日本円にすると約3千万円。頭金として600万円、ローンの利息が2千万円、税金やメンテナンスコストなどを合わせると1億円以上は生涯でかかる費用になるといわれています。
ではタイニーハウスの価格ですが、一般的に販売されている建売物件の場合、コストは日本円で100万~400万円程度。
移動可能なトレータータイプのタイニーハウスなら、駐車する場所の賃料が必要になりますが、一般的な住宅と比較してもかなりの節約が可能です。
間取りは寝室やキッチン、トイレや浴室など。生活に最低限必要なスペースがあり、大きな体型のアメリカ人にとっては少し狭く感じるかもしれませんが、仕事でほとんど家にいない人にとっては快適な家になっているようです。
日本にもタイニーハウスのブーム到来!
日本の住宅は海外の広い家に比べたら、あまり大きいものではないかもしれません。しかし物価が高いこの国では、さらに家をコンパクトにすることで、あらゆるコストが節約できます。
セカンドハウスとしてタイニーハウスを購入する人や、一人暮らしでトレーラータイプの家を購入する人など。日本でも徐々に、タイニーハウスのムーブメントが始まっているようです。