公開日 2020年1月19日 最終更新日 2020年7月5日
sumikaの「願い」は9枚目のシングルです。とても綺麗なメロディ、そして切なさが伝わってきます。MVも冬のイメージがあり、とても美しい仕上がりですよね。
今回はこの曲の歌詞の意味や、主人公の想いについてお伝えしていきましょう。
叶わぬ恋を表現
いつか叶うと願いながら、一緒にいられる時を信じていた主人公。そして大切な人との思い出に対して、振り返る自分がいるのです。
雪が歌詞の中に出てくるのですが、雪というと儚くどこか切ないように感じますよね。この曲でも、雪がまるで主人公の想いのように表現されているのです。
叶わぬ恋と聞くと、失恋ソングのように思うかもしれません。でも失恋していなくても叶わぬ恋もあるのです。これについて気付かせてくれるのが、この曲の魅力でもあるのでしょう。
歌詞の意味について
大切な人と過ごす時間は、寒い冬を温められるほどすごいパワーがあるのです。そしてずっと見ている大切な人だから、他の人を目で追う姿に気付いてしまう主人公。
願ったとしても、自分は代わりになることができない、どんなに願っても虚しくなってしまうのです。この願いを胸の中で眠らせようと思うのでしょう。
一緒にいるのに、どこか遠く感じてしまう大切な人の存在。これがとても悲しい気持ちだと、聴いている人にも伝わってくるのです。
大切な人が愛するあの子には、自分はなることができないと分かっている。でも様々な儚い夢をみては、心の中で繰り返してしまうのです。
雪は想いを重ねながら降り続いていく。大切な人の瞳に映りたい、そして二人で笑い合いたいと願うのです。
でもこれもとても儚い夢。大切な人の笑顔や幸せを祈り続ける夢を、これからも持ち続けようと決めるのでしょう。
そしてさようならを決めるのです。春という季節の中で、心の中の一生物のギフトを胸の中に持ちながら、主人公はまた歩き始めるのでしょう。
大切な人だからこそ、相手の変化には敏感に気がついてしまうものです。気がつきたくなかった、知らないままでいたかったと思う気持ちも。
でもこれに気づいてしまったとしたら、これからどう行動をするかを考えなければいけない、こう主人公は思うのでしょう。
本当の意味での願いがどのようなものなのか、きっと主人公しかそれは知らないものなのだと感じます。
愛する人の笑顔、これを近くで見続けたくてもできないと知りながら、強く歩いていくことが、いつかできるようになるのでしょうか。
恋愛が教えてくれるもの
恋愛が与えてくれるものや、教えてくれるものがたくさんあることを、この曲を聴いて感じる人は多いのではないでしょうか。
「相手に対して与えられる恋愛をしたい」と思えるようなとても優しく素敵な曲ですね。