公開日 2019年12月7日 最終更新日 2020年7月7日
トランプ大統領のニュースは毎日途切れることはありませんが、アメリカで密かに話題になっているのはトランプ大統領が愛用するペン「シャーピー」。
リッチなビジネスマンのトランプ氏だから、相当高級なペンでは?と思っている人も多いでしょう。
しかし意外に普通のペンであることが、興味を引く理由となっているようです。
ではシャーピーというペンについてご紹介しますね。
シャーピーとはどんなペン?
SHARPIE(シャーピー)とは、アメリカならどこにでも売っているごく普通のマーカー。
国民の80%が使うといわれるほど、一般的なペンなのです。
シャーピーは黒以外にも赤や青などあらゆる色があり、書きやすいペン先が人気。38色セットで、15ドル前後でアメリカで販売されています。
日本でいう油性マジックのようなもの。細字用やデザイン用、壁などに書くタイプなどいくつか種類がありますが、無地の洋服にシャーピーで絵柄を書くこともできます。
シャーピーとは、どこにでもありそうなペン。しかしトランプ大統領のおかげで、一躍スポットライトが当たることになりました。
天気図の変更でシャーピーを使った大統領
前日フロリダ地域を襲ったハリケーンの「ドリアン」。
進路予想図について大統領の記者会見があった際に、一枚の天気図を使って最新状況の説明が行われました。
もともと印刷された進路図から、さらに大きく描かれた対象になるエリア。つけ足されたその予報円をよく見ると「シャーピー」で書かれてあります。
このシャーピーでつけ足された進路予想図は、実際は通過しなかったアラバマ州の一部も含まれ、記者会見の内容は物議を醸しました。
それ以上に話題になったのがあのシャーピー。
アメリカでは手をつけ加える行為のことを「シャーピーする」というようになったほどです。
記者会見のコメントもシャーピー
米下院委の弾劾公聴会で、毎日ニュースが盛り上がっているアメリカ。
公聴会が行われた日のインタビューでも、トランプ大統領はシャーピーを使って手書きの声明を発表しています。
慌てて書かれたコメントは、黒のシャーピーで大きく紙に書かれたもの。
アメリカではそのメモ書きがすぐにTwitterでトレンド入りし「シャーピーのメモ書き」として話題になりました。
関係者の話によるとトランプ氏は、なんでもシャーピーを使うのが好きだとか。
高級万年筆よりも普通の油性マーカーのほうが、確かに書きやすいのは納得できます。
トランプ大統領がシャーピーを使用したのは、多くの人の共感を得た瞬間になったでしょう。
シャーピーとはどんな場面にも活躍するアイテムだった!
学校や職場、アートなど。あらゆるところで使えるシャーピーは、大統領の愛用マーカーです。
一般人からトップクラスまで人気があるのは、なじみやすい商品だからでしょう。