
公開日 2025年12月19日 最終更新日 2025年12月19日
「麦香るふたり」の2巻では、新たなステップを踏み出す主人公たちの姿と共に、グルメ漫画としての魅力を存分に味わうことができます。
本作は、自然豊かな地域を舞台に、亡き祖父のパン屋を継ごうと奮闘する孫と、祖父の元弟子であるパン職人が織り成す心温まるグルメドラマ。
森の中にある小さなパン屋を再興し、訪れる人たちに美味しいパンと幸せを届けていく素敵な物語です。では今回は、そんな「麦香るふたり」の2巻の発売情報やストーリー、魅力を詳しくご紹介していきましょう。
読むほどお腹がすいちゃう作品
「麦香るふたり」の2巻は、2025年12月12日(金)に発売されました。本巻では、物語の中心となる凸凹コンビがパン屋を再開させてから1ヶ月が経ち、また新たに人々とつながっていくエピソードが描かれています。
グルメ漫画としても魅力たっぷりで、美味しそうな創作サンドイッチやフランスのお菓子なども登場しますので、読めば読むほどお腹がすいてしまいます。
「麦香るふたり」は、「ないしょの京子姉さん」で知られる葛西尚先生の最新作で、小学館によるWeb漫画アプリ「サンデーうぇぶり」にて2025年1月より連載されています。
作品の舞台となるのは、栃木県鹿沼市の森の中にあるパン屋「ル・ボスケ」。祖父が遺したパン屋を守りたいと願う孫と、少しズボラながら腕は確かなブーランジェ(パン職人を意味するフランス語)が力を合わせてパン屋を継続させるために奮闘します。
主人公たちが、試行錯誤しながら美味しいパンを作り上げ、そのパンを求めてパン屋を訪れる人々と交流する中で、少しずつ地域に馴染み、パン屋の灯を守っていく過程が、読者の心をほっこりと温めます。同時に、リアリティたっぷりに描かれる数々のパンやお菓子が、大いに食欲を刺激します。
「麦香るふたり」のストーリー
主人公・ヒューゴは、15歳の美少年。一流のパン職人であった祖父を亡くし、祖父のパン屋「ル・ボスケ」を守りたいと願います。自分も祖父のように、食べてくれた人の人生を変えられるような素晴らしいパンを作りたいと思っているものの、パン作りの技術は未だ発展途上です。
そんな彼の元にやってきたのは、祖父の元弟子である澄野瑞之(すみのみつゆき)。彼は「ル・ボスケ」を継ぐことになったという36歳の男性で、ボサボサの髪に髭面、毛玉だらけの服という個性的な身なりをしていました。
澄野は、最初はそのだらしない姿でヒューゴを戸惑わせますが、そのパン作りの腕は確か。ヒューゴがどれほど頑張っても再現できなかった祖父が作るパンの味を、3年のブランクがあるにもかかわらず見事に再現してみせました。
祖父のパン屋を継ごうと懸命な美少年のヒューゴと、見た目はワイルドながら確かな技術を持つ澄野。この二人三脚で、森の中のパン屋を再興し、訪れる人々に美味しいパンと幸せを届けていく物語です。
本作の魅力について
本作は、目標に向かって努力する若者と、それを支える職人のバディものとなっています。15歳と36歳という年齢差もあり、最初はぶつかり合いながらも、パン作りへの情熱と亡き祖父への思いで結びつき、互いを認め合っていく二人の関係性の変化がドラマを盛り上げます。
特に澄野は、身なりを整えた後のイケメンぶりが読者にも人気です。また、美味しそうでリアルなパンの描写も、本作を象徴する重要なポイントといえるでしょう。
グルメ漫画として、登場するパンやサンドイッチ、フランス菓子などの描写がとても丁寧で、読んでいるだけでお腹がすいてくると評判です。
白黒の漫画でありながら、その精緻な描写と光の加減で、麦の香りや焼きたての温かさ、そして色まで感じられるような高い画力も魅力でしょう。
パンを通じてつながる人々の心
「麦香るふたり」は、パン作りの技術的な話だけでなく、パンを通じてつながる人々の心を描いた作品です。舞台は栃木県鹿沼市であり、作中にはその地域ののどかな自然や、栃木のB級グルメを使った創作パンなどが登場します。
地域に根ざしたパン屋の物語として、作品全体に流れる優しい雰囲気と、ローカルな魅力が物語の深みを増しているでしょう。「麦香るふたり」は、美味しいパンが好きな方、そして心温まるヒューマンドラマを求めている方におすすめの作品です。
小学館「麦香るふたり」公式ページ:https://www.sunday-webry.com/episode/2550912965183045852
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