三浦透子は「なっちゃん」の2代目としてサントリーのCMでデビューしていたことをご存じでしょうか。映画「ドライブ・マイ・カー」を始め、朝ドラや大河ドラマなど、次々と脚光を浴びている、今とても勢いのある若手女優です。
今回は、注目度が増している女優・三浦透子にスポットライトを当ててみましょう。
2021年の話題の映画で一躍注目
2021年度の映画を代表する作品「ドライブ・マイ・カー」で、一躍注目の女優として知名度も大きく上昇している三浦透子。村上春樹の小説が原作の映画で、主役を演じる西島秀俊のドライバー役として、三浦透子は準主役級のキーパーソンを演じました。
過去を背負った独特な空気感を醸し出す寡黙な役柄で、喪失感漂う味わい深い演技を披露しています。日本アカデミー賞で新人俳優賞、ブルーリボン賞で助演女優賞など、多数の賞を受賞して高い評価を得ています。
「ドライブ・マイ・カー」の作品は日本アカデミー賞最優秀作品賞を始め、数々の賞を獲得。英国のアカデミー賞では非英語作品賞を受賞しました。米国のアカデミー賞にも4部門でノミネートされていて、海外での評価も高い2021年度の話題作です。
本場の米国アカデミー賞で日本映画初の作品賞ノミネートなのです。ノミネートされるだけでも凄いことですが、2022年3月27日の受賞発表に期待が高まります。
朝ドラや大河ドラマにも出演
人気のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、2代目ヒロインるいの友人の野田一子(愛称ベリー)の子供で、3代目ヒロインひなたの幼馴染みの野田一恵を三浦透子が演じています。
京都の茶道の家元で落ち着いた雰囲気があり、和服姿も似合う母譲りのしっかり者。ズバッと言う芯のある女性で、ひなたの心強い親友です。
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、菅田将暉演じる源義経の正室の里役で三浦透子のキャスティングが発表されています。大河ドラマでの演技も楽しみです。
2代目なっちゃんとして2002年にデビュー
三浦透子は、1996年10月20日生まれの25歳(2022年3月現在)、北海道札幌市の出身です。
サントリーの果汁入り清涼飲料水「なっちゃん」の人気CMキャラクターとして、約3千人もの応募者から選ばれて、2002年にデビューしました。高校生でなっちゃんを務めた初代の田中麗奈から、5歳の小さな2代目なっちゃんにバトンタッチした大きなリニューアルで話題になりました。
父親役の八嶋智人と母親役の吉村由美が演じたCMでの元気でかわいいなっちゃんが、とても印象的でした。約20年前のCMなので、懐かしく感じる世代の方も多いでしょう。
2002年に子役としてドラマデビューも
2002年の連続ドラマ「天才柳沢教授の生活」で、松本幸四郎演じる天才柳沢教授の孫役で幼稚園児を演じています。
中学生になるときから東京に住まいを移し、ドラマや映画の出演も増えて本格的に芸能活動をするようになりました。2017年に「月子」で長編映画の初主演を務めています。
2021年の映画「ドライブ・マイ・カー」の後にも、「スパゲティコード・ラブ」や「彼女が好きなものは」に出演。最近では2022年3月3日公開の「余命10年」に出演しています。
歌手としても魅力的
2015年に映画「ロマンス」のエンディングテーマを歌唱し、2017年にはカバーアルバムでCDデビューもしています。
2019年には劇場アニメ「天気の子」で、RADWIMPSの手掛ける楽曲にボーカルとして起用されて話題になりました。2019年の紅白歌合戦にもRADWIMPSのゲストボーカルとして出場を果たし、魅力的な歌声を披露しています。
2021年のドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」のエンディングテーマでもある「通過点」も歌唱。2022年3月18日に新曲「私は貴方」が、デジタル配信でリリースされます。
今後さらなる活躍に期待
2021年から大きな飛躍を遂げて、脚光を浴びている三浦透子。約20年前になっちゃんのCMで父親役の八嶋智人も大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演していて、きっと2人とも感慨深いことでしょう。
リアリティのある自然な演技で作品を引き立てる実力派の若手女優です。今後さらなる活躍が期待されます。
公式サイト:https://www.tokomiura.com/
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