槇原敬之「うるさくて愛おしいこの世界に」の歌詞の意味と映画のED曲としての魅力
- 2024/5/19
- 音楽
- うるさくて愛おしいこの世界に, 意味, 槇原敬之, 歌詞
公開日 2024年5月19日 最終更新日 2024年5月19日
槇原敬之「うるさくて愛おしいこの世界に」の歌詞の意味については、映画のED曲としても注目されていますので深く理解しておきたいですね。
槇原敬之にしか表現できない、温かくそして心に響く世界。今回の曲もとても楽しみです。では、槇原敬之「うるさくて愛おしいこの世界に」の歌詞の意味と、映画のED曲としての魅力を詳しく見ていきましょう。
エンディングテーマとなる映画とは
「うるさくて愛おしいこの世界に」は、8月に全国で公開予定の映画「マンガ家、堀マモル」のエンディングテーマです。
共同アレンジおよびストリングスアレンジを、槇原のコンサートツアーのバンドマスターを務めているトオミヨウ、ギター演奏を佐橋佳幸が担当しています。
「マンガ家、堀マモル」は、2023年10月に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催されたイベント「渋谷音楽祭『公園通りレコード インストアライブ』」にて、槇原敬之と共演した、シンガーソングライター・SETAによる作品が原作です。
槇原敬之はこのシナリオを読み、エンディングテーマを完成させました。CDジャケットには、SETAが楽曲を聴いた際のイメージをもとに描いたイラストが使用されていますので、こちらについても注目したいですね。
「マンガ家、堀マモル」のあらすじとストーリー
新人賞に輝いて以来、休載中だった漫画家の堀マモルの部屋に、ある日幽霊の海・樹・愛が現れます。
「漫画を描かせてあげる」と話す幽霊たちのそれぞれの思いを、マモルは3篇の漫画に仕上げることに。その経験を経て、彼は心の底にしまっていた過去と向き合っていくようになるのです。
「うるさくて愛おしいこの世界に」の意味について
いつも孤独なのが当たり前で、これ以外は知らなかったのです。飲み込んだ言葉たちも、いつかは消えてしまうと思っていたのでしょう。
僕の心の中はいつも、あの夕焼けの河川敷にあるのです。君がずっと僕のそばにいると、勝手に信じていた切ない想い。
黄昏は世界の全てを影絵に変えてしまうように思うのでしょう。あの時に君が笑っていたのかそれとも泣いていたのか、よく見えなかったことに対して気にかかるのです。
うるさくて愛おしいこの世界に、僕を引っ張り出してくれたのは君なのです。もしまた会えたのならちゃんと言うことができるのだろうか。優しい嘘をついてくれてありがとう、そう伝えたい。
遠い思い出を詰め込み、鍵をかけた自身の心のドア。僕の目の前に表れた君は、これを簡単に開けてしまったのです。
散らかった言葉や想いたちを一つずつ拾い上げながら、全部大事な宝物だよと君が教えてくれたから。
黄昏の空の向こうには慌て舞い飛ぶ蝙蝠がいて、さよならを告げる子供の声がするのです。うるさくて愛おしいこの世界に、僕を引っ張り出してくれた君の存在。
また会えたとしたら、ちゃんと言えるだろうか。窮屈な温もりをくれてありがとうという感謝の言葉を。
僕の物語はこれからも続いていくのです。もし君がいなくなったとしても。うるさくて愛おしいこの世界に僕を引っ張りしてくれた君にまた会えたとしたら、ちゃんと言いたい思いがあるのです。優しい嘘をついてくれてありとうという言葉を。
映画の世界とのリンクについて
この世界をうるさいけれど愛おしいと思えるのは、引っ張り出してくれたのが君だからでしょう。
これまでは鍵をかけていた心だったけれど、この鍵さえも開けてしまった大切な存在。その存在に対して感謝の気持ちを持っているのです。映画の世界ともリンクする内容だと感じます。
優しくて温かくそして綺麗な曲に
ノスタルジックという言葉が合う、とても素晴らしい曲になっています。一人で過ごしてきた日々を思いながら、新しい世界に導いてくれた存在への感謝の思いが綴られています。
優しくて綺麗なこの曲を聴きながら、ゆっくりと自分のスピードで歩んでいきたいと思う人は多いように感じます。
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