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公開日 2025年5月20日 最終更新日 2025年5月20日

「君を忘れる恋がしたい」の次巻が間もなく発売される予定です。本作は、中学時代の初恋と数年後の再会を巡る切なくもドキドキする恋愛のストーリーです。

偶然の連続に翻弄され、「運命」というものについて改めて考えたくなる物語でもあります。では今回は、「君を忘れる恋がしたい」のストーリーや最新刊の発売情報について詳しくご紹介していきましょう。

遠距離恋愛になり別れたはずが…

「君を忘れる恋がしたい」は、2023年9月より集英社・別冊マーガレットにて連載されている作品です。本作はまだ完結しておらず、2025年5月20日（火）時点での最新刊は第4巻で、次巻にあたる第5巻は同月23日（金）に発売される予定です。

作者は、「見上げれば、恋。」「アイマイミーマイン」などで知られる結木悠先生で、最新作「君を忘れる恋がしたい」では、大学の軽音サークルを舞台とした恋愛が描かれています。

物語の始まりは、中学時代まで遡ります。主人公の女の子は、容姿端麗で人気者の男子がギターを弾いている姿を見て、彼のことが気になるように。

その後、自然に二人の距離は縮まり、放課後の甘酸っぱいひと時を経て交際がスタートします。ところが、親の都合で東京へ引っ越すことになってしまった彼。

深く愛しているからこそ会えない月日を乗り越えられないと判断し、そのまま別れを選んでしまいます。やがて成長した主人公は、大学進学を機に上京し、なんとそこで中学時代の初恋の彼に再会し…。

二度目の恋は順風満帆に進展するわけではなく、葛藤や切なさを抱えながらも、着実に歩み寄っていく二人の物語です。

 

「君を忘れる恋がしたい」のストーリー

主人公・立花志乃（たちばなしの）は、中学生の女の子です。恋や「好き」という感情がまだわかっていなかった志乃ですが、ある日同級生の瀬名瑞生（せなみずき）が一人でギターを弾いている姿を一目見て恋に落ちてしまいます。

容姿端麗で性格もいい人気者で、自分とはまるで別世界の人だと思っていた彼の意外な一面を見て、なぜか目が離せなくなってしまったのでした。

この日の出来事がきっかけで二人は意気投合し、放課後の教室で瑞生が志乃に告白して交際がスタートします。幸せな恋をしていた二人でしたが、やがて冬がきて東京へ引っ越すことになった瑞生は、「会えなくても平気なんて簡単に言えるくらいの好きじゃない」という言葉を残して志乃に別れを告げます。

涙をこらえきれず瑞生の背中を見送り、その後も彼を忘れられない苦しみを抱えていた志乃は、ついに大学生に。明るいキャンパスライフを楽しむため、気持ちを切り替え始めていた中、偶然にも同じ大学で瑞生と再会します。

しかし彼からは以前のような純粋さが失われ、冷淡かつ女性慣れした人物に変貌を遂げていました。志乃は瑞生の予想外の言動に振り回されながらも、彼への想いを再燃させ、恋にサークル活動に忙しない大学生活に奔走していきます。

 

本作の魅力について

「君を忘れる恋がしたい」は、繊細で美麗な作画と緻密な心理描写が大きな魅力です。単なる恋愛漫画ではなく、二度の恋を通じての自己成長や友人同士の関わりなどもポイントに。

主人公・志乃は、かつての恋人・瑞生との再会によって激しく動揺し、自分の気持ちに素直になれないまま日々を過ごします。

その葛藤もときめきも読み手にとっては共感できるもので、戸惑う志乃の姿に自己投影して作品を読み進める方は多いでしょう。一方で、落ち着きがありミステリアスな瑞生の振る舞いが、志乃との対比を見事に表現しています。

彼らの複雑な感情が絡み合うのは、過去と現在が確かなつながりを持っているからでもあるでしょう。本作では、過去の出来事が現在に影響を与える場面が多く、それにより奥行きが生まれているともいえます。

幸せな初恋と切ない別れを経て再会した二人が果たしてどのような形で結びつくのか、ドキドキしながら見守りたくなるセンチメンタルなラブストーリーです。

 

何が起こるかわからない二度目の恋へ

「君を忘れる恋がしたい」はまだ完結しておらず、どのような結末を迎えるのかとても気になります。本作は、大学の軽音サークルを舞台としたラブコメ作品でありながら、切なく涙を誘うシーンもある奥深いラブストーリーとなっています。

笑いあり涙ありの素敵な恋のお話が読みたい、甘酸っぱい青春のときめきが味わいたいという方にとてもおすすめの作品です。

 

集英社「君を忘れる恋がしたい」公式ページ：https://rimacomiplus.jp/betsuma/series/ccc35b0a99301

 

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