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公開日 2023年9月26日 最終更新日 2023年10月16日

「ただし恋に限る。」は、白泉社・花とゆめにて連載されていた恋愛コミックです。作者の穂嶺灯にとってはこちらが初のコミックス。

美麗な作画に定評がある穂嶺先生なので、どのような仕上がりになっているのか大いに注目を集めています。そこで今回は「ただし恋に限る。」のストーリーや魅力などについて詳しくご紹介していきましょう。

「ただし恋に限る。」はどんなお話？

主人公・滝川千依（たきがわちえ）は15歳の女の子です。かなりの秀才であり大きな野望を抱いている彼女は、これから高校に入学します。合格した斑目学園は、日本最高峰の頭脳の持ち主やお金持ちが集まる有名高校。

ここのトップとなって自分の名を世界に知らしめ、ゆくゆくは総理大臣になりたいという夢を思い描いています。恋愛や友情は人生に不必要なものと考えており、自分が総理大臣になったら皆が理性的かつ合理的な思考をもとに生きていく社会を作り上げたいと思っているのです。

彼女はついに斑目学園の特待生として入学し、生活費無料の学園寮で暮らすことになっています。今のところ計画通りの模範的な人生を送ることができている千依。

しかし彼女がこれから生活することになっている寮は、通称「ラブロマンス・ガーデン」というあまりにも個性的な場所でした。ここでは男女合同で恋愛実験を行うことになっており、「恋愛感情」という非科学的なものを徹底的に調べて恋愛必勝法を生み出すという理事長の目的があります。

入寮時に回答したアンケートやあらゆる検査で、千依は「恋愛体質度0% Fランク」の結果を叩き出してしまいました。全く恋愛に向いていないと言い放たれてしまった彼女に早速興味を示したのは、安堂律（あんどうりつ）と真瀬司郎（ませしろう）という二人の男子。

彼らは類稀なルックスとスペックの持ち主で、落とせない者はいないと噂されているのですが…。

「ただし恋に限る。」の魅力について

主人公の滝川千依は真面目な野心家。恋愛に現を抜かしている暇はない、努力の末に総理大臣になってみせると奮起しています。ところがそんな彼女が詳細を知らずにやってきたのは、複雑かつ奇抜なシステムの学園寮。

ここでは寮生の恋愛感情を扱い、あらゆる実験に用いたり莫大な利益を得たりします。寮生は恋愛体質度によりA～Fまでランク分けされ、課題をクリアしたり恋愛をしたりするとポイントを獲得してランクがアップします。

ランクが上がると寮の設備が充実していき、ポイントを豪華賞品と交換することも可能。中でも「恋愛体質度0% Fランク」は史上初であり、そんな寮生に恋をさせることができたらかなり高いポイントをゲットすることができるのです。

このため稀有な存在である千依に対して、躍起になって声をかけてくる男子たち。安堂律は甘いマスクに気さくな性格が人気を集めており、スポーツ万能でもあります。

背が高く女性の扱いに慣れているので、いかにもガードが堅そうな千依にも自信を持ってアプローチしていきます。真瀬司郎は瞳がクリッとして可愛らしい顔立ちをしていますが、意外とハキハキと物を言う強引なタイプ。

1年飛び級している天才であり、勉強が大得意でありながらも充実した寮生活のために恋愛の腕も磨いてきました。千依はどちらと恋をするのか、それともいつまでも恋をしないままなのでしょうか。

タイプの異なるカッコいい男子に魅了されながらも、主人公の心の機微がとても気になる恋愛物語が「ただし恋に限る。」です。

タイトルの意味がいつか解き明かされる？

「ただし恋に限る。」は、2023年9月20日（水）に発売されました。学園のトップとなり、最終的に総理大臣になる夢を主人公は叶えることができるのか。

本当の恋を見つけることができたら考え方は変わるのかもしれませんが、今のところはかなり固い意志を持っているようです。タイトルの「ただし恋に限る。」には一体どのような意味があるのか、寮での生活を覗き見することで謎を解明することができるかもしれません。こちらは1巻で完結なので、サクッとときめきを感じたい人にもお勧めです。

白泉社 公式ページ：https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/68215/

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