「片想いミステイク」の3巻が、2021年3月に発売されました。小学館・ちゃおでの連載が今も続いているのですが、スタートしたのは2019年11月号でのこと。
今回はそんな「片想いミステイク」の3巻に登場するキャラクターについて、彼らが繰り広げるストーリーをご紹介していきましょう。
あらすじ
主人公の日高つばさ(ひだかつばさ)は、中学二年生の女の子。父親の仕事の兼ね合いで、何度か引っ越しを経験しているのですが、文句を言うことは決してない穏やかな性格です。
そんなつばさの心を未だに掴んでいるのは、初恋の相手・しろくん。翼の形をした髪飾りをつばさにプレゼントしてくれた、素敵な男の子でした。
つばさが転校してきた中学校はとても賑やかなところで、楽しい学校生活が過ごせそうな予感もしていました。転校初日、いきなり遭遇したのは、青野士郎(あおのしろう)というクールな男子生徒です。
つばさの顔を見て、これまでのことを思い出した様子だったのですが、あの頃とは内面が大きく変わっていたのもまた事実でした。
女子生徒から人気がある士郎は、生徒会にも関係があるようです。そんな生徒会は現在欠員中で、学校全体をまとめるのにふさわしい一名を募集しています。そこでつばさがとった行動とは、果たして何でしょうか。
このコミックの魅力
「片想いミステイク」の3巻は、物語の冒頭部分とはかなり状況が変わってきているようです。主人公・つばさはとても一途なタイプで、士郎への想いは日に日に大きくなったりもしています。
しかし士郎はただクールなだけではなく、硬派な一面も持ち合わせているのです。つばさの想いに応えることができず、なかなかはっきりしないところも。
さらに「片想いミステイク」に登場するのは、士郎のいとこにあたる加賀美閑也(かがみしずや)という男子です。彼はこの学校の生徒会副会長を務めているのですが、つばさの片想いを心から応援してくれています。
しかし実際のところはどうなのか、つばさと士郎の恋に大きく関わってきそうな予感がしますね。さらにこの物語に波乱が巻き起こるのは、観月香乃(みづきかの)の登場があってからかもしれません。
彼女は士郎と深い関わりがあるようで、小学生時代に付き合っていたという噂も。いくつもの妨げがありながら、つばさと士郎はどのようにして距離を縮めていくのか、とても楽しみですね。
ピュアな初恋がみるみるうちに形を変えていく
見どころ満載といえる「片想いミステイク」の3巻。作者の森田ゆき先生は、これまでにもリアルな恋愛漫画をちゃおコミックスとして出版しています。
「センセイには恋しない!?」「ボーイフレンド」などが代表作ですね。「片想いミステイク」では、一対一の恋愛関係だと思っていたものが、次第に複雑なものになっていく様子が描かれているのです。
登場人物の心情や浮き沈みの描写などがとても鮮明なため、どこまでも読み進めたくなる作品に仕上がっているでしょう。
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