公開日 2023年2月10日 最終更新日 2023年2月10日
「Ib」のリメイク版はどのように仕上がっているのか、詳しく知りたいという人も多いですよね。「Ib」といえば、2012年2月に公開されたホラーアドベンチャーゲームとしておなじみ。
当時はフリーゲームとしてリリースされたため、多くの人が実際にプレイしたり、ゲーム実況動画を観たりして親しみを感じていたかもしれません。そこで今回は「Ib」のリメイク版にあたるNintendo Switch版が発売されることを受けて、改めてゲームの概要や魅力についてお伝えしていきましょう。
「Ib」のゲーム内容について
「Ib」は、kouriにより制作され個人サイト「モノクロミュージアム」にて公開されたフリーゲームです。2012年2月にリリースされたのち話題となり、最新版は2014年6月に公開されたver.1.07となります。
とてもミステリアスで引き込まれる雰囲気のある「Ib」。ある日、少女・イヴが両親と共に美術館を訪れ、色々な作品を鑑賞していたところ、気がつくと一人ぼっちになってしまいます。
誰かいないか探し回っている中で、不思議な世界に迷い込んでしまうことからストーリーが始まります。そこから脱出するために部屋に用意された謎や仕掛けを解きながら、物語を進めていくというマルチエンディングのアドベンチャーゲーム。
まだ9歳の女の子であるイヴは、難しい漢字が読めず重いものも動かせないという不利な状態にあります。しかし不思議な世界の中でギャリーという男性や、美少女のメアリーと出会い、ストーリーの幅は大きく広がっていくのです。
また「Ib」の世界では、キャラクターたちのヒットポイント(HP)が一輪のバラとして具現化されています。水の入った花瓶にバラを生けることができるとHPが回復しますが、花びらが完全に散ってしまうとゲームオーバーとなります。
美術館というどこか神秘的で非現実的な世界の中、そこで出会う人物や作品たちと共に、あらゆる謎を解き明かしていくゲームが「Ib」です。
「Ib」のリメイク版はどのようになっている?
「Ib」のリメイク版は、2022年4月11日(月)に発売されました。こちらはPCにてプレイできるSteam版で、PLAYISMより有料ソフトとしてリリースされたのです。原作のファンにとって、リメイクされたことで「Ib」がどのように変わったのかはとても気になるところ。
「Ib」はゲームが苦手な人でも楽しめるというコンセプトがあり、このためにフリーゲームとしてもヒットし、多くの人から愛されるようになったのだと考えられます。
「Ib」のリメイク版でも大切なコンセプトは崩さず、フリーウェア版をプレイしたことがある人も、そうではない人も充分楽しめるよう、変更や調整が行われたとのことです。
さらにほぼ全てのグラフィックが新しくなり、フリーウェア版では登場しなかった美術品、そして大きくデザインが変わった美術品などもあるようです。また、アドベンチャーゲームに慣れていない人や苦手な人にとっても嬉しいのが、攻略に行き詰まった際に同行するキャラクターがヒントを与えてくれること。
これについては新たな機能であり、困った時にはギャリーやメアリーとも言葉を交わすことができます。また、全体的に暗かったり物がたくさん置いてあったりする美術館において、攻略するうえで困ることもあるかもしれません。
このような状況も考えて、リメイク版ではズームモードを活用することができるようになりました。小さなアイテムを見やすくしたい、あるいは緻密な美術品をしっかり鑑賞したいと思った時には、簡単にズームアップすることができます。
またシーンによってはズームできなかったり、自然とズームになったりすることもあるようです。
Nintendo Switch版も気になる!
「Ib」のNintendo Switch版は、2023年3月9日(木)に発売される予定です。こちらについても気になっている人は多いですよね。パッケージ版においては、あらゆる作品のラフスケッチや完成形の一覧などを収録したA5サイズのアートブックが特典としてついてきます。
また限定生産の豪華版BOX版には、作中でイヴが手にしていた刺繍入りのレースのハンカチも含まれているようです。「Ib」のファンにとってとても魅力的なニュースなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
またこの機会にフリー版にも注目してみて、様々なエンディングに辿り着いたり、ゲーム実況プレイヤーによるプレイ動画を観てみたりするのもお勧めです。
作者個人サイト「モノクロミュージアム」:https://kouri.kuchinawa.com/
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