アイ・アム・パトリック・スウェイジ~米で話題のドキュメンタリー
- 2019/9/28
- テレビ
- アイ・アム・パトリック・スウェイジ
アメリカの有名男優、パトリック・スウェイジのドキュメンタリー番組が、先日全米で放送されました。
女性の心を揺さぶった名作「ゴースト」では、切ないエンディングに涙した人も多いのではないでしょうか。
では話題を呼んだドキュメンタリー番組「アイ・アム・パトリック・スウェイジ」について、詳しくご解説していきましょう。
元はダンサーだったパトリック・スウェイジ
数々の名作に出演したパトリック・スウェイジ。
日本でヒットした作品には「アウトサイダー」「ダーティ・ダンシング」「ハートブルー」などがあります。
筋肉質でありながらも、エレガントな身動き。その理由は、もともとバレエダンサーだったからなのです。
テキサス出身のパトリックは、母親がバレエ教室の経営者であったことから、子供時代にバレエを習い始めてブロードウェイで活躍をします。
1979年「スケートタウンUSA」という映画がデビュー作品。この作品の中ではローラーディスコで、華麗な動きを披露しています。
1983年公開のアウトサイダーの乱闘シーンでも、どことなくしなやかな動きが記憶に残ります。ダンサーとしての魅力が全開した映画「ダーティ・ダンシング」は、パトリックの代表作品にもなっていますね。
「アイ・アム・パトリック・スウェイジ」で彼の人生がまるごとわかる!
パラマウントネットワークで放送されたドキュメンタリー番組には、ゴーストで共演したデミー・ムーアやアウトサイダーで兄弟役を演じたロブ・ロウ、トーマス・ハウエルなどのインタビューも紹介されています。
ロブ・ロウはアウトサイダーの撮影現場で、パトリックが本当のお兄さんようにいつも皆をまとめてくれたエピソードなどを話しています。
真面目そうな人柄、なんにでも本気で向き合う姿勢は、同じ俳優仲間からも絶賛されているようです。
番組の中では、昔のインタビュー番組の一部も紹介され「なぜバレエダンサーから俳優になったのか?」という質問に「スポーツもバレエも演技もなんでもやってみたかったから」と答えています。
パトリックは父親とかなり強い絆があり、亡くなった後のインタビューで涙を流しながら父親を語る姿が当時話題に。
タフでマッチョな役柄が多かったパトリックの違った一面がわかり、その直後はプロモーターに出演依頼の電話が鳴り続けたという話も残っています。
何ごとにもストイックな姿がカッコいい
2009年9月14日、すい臓がんで亡くなったパトリック。
「アイ・アム・パトリック・スウェイジ」でも、闘病生活について語っています。
病気がわかってからも治療しながらドラマ出演したこと、健康のためにスムージーを毎日飲んでいたことなど。
エクササイズを毎日欠かさず、体には人一倍気を遣っていたパトリックは、病気とも精一杯闘っていました。
これからも多くの作品で私たちを感動させてくれたかもしれませんが、たくさん残してくれた名作の中で、いつでも彼の素敵な笑顔に会えますね。