公開日 2023年7月14日 最終更新日 2023年7月14日
「あにまる荘202」のコミックスが発売され、読んでみたいと思っている人もいますよね。こちらは集英社・マーガレットにて連載されている作品で、ほっこりする日常の中にファンタジー要素も盛り込んであることが特徴です。
作者は森月あめ先生。生き物の表情や質感を表現することがとても上手です。そこで今回は、「あにまる荘202」のストーリーや魅力について詳しくご紹介していきましょう。
「あにまる荘202」のストーリー
主人公・藤見敢自(ふじみかんじ)は高校2年生の男子です。慣れない土地で一人暮らしをすべく引っ越してきたのは、ごく普通のアパートのはずでした。
これから新しい生活が始まると思い何気なくシャワーを浴びていると、浴槽から音がするのです。水を溜めた覚えはないのに、なぜか風呂ふたの下から気配がします。
動揺する敢自の前に現れたのは、隣の部屋・201号室に住んでいるというラッコの高橋(たかはし)さん。挨拶をするためにやってきたとのことで、お近づきのしるしにとウニをプレゼントしてくれました。
当然のように人間の言葉を話す高橋さん。しかし動作はラッコそのもので、敢自を困らせると同時に癒してくれることもあります。また、203号室に住んでいるネコの伊藤(いとう)さんも登場。
大きな瞳とフサフサの毛並みで可愛さアピールをしますが、実は裏表が激しくシビアなタイプです。相性が悪いようで息ぴったりな2匹に巻き込まれる形となり困惑する敢自。
その時、床を軋ませながら大きな影がやってきました。彼の名前は山田(やまだ)さん。102号室に住むヒグマで、神経質な性格とのことです。心根は優しいようですが、生活音がうるさいと怒らせてしまう可能性があるため、常に意識しなければならない存在です。
敢自がやってきたアパートは、このように個性豊かな動物ばかり。しかし近所の人たちはすっかり馴染んでいるようで、顔見知りとして当然のように世間話をしています。
そんなミステリアスでありながらほっこりと穏やかな生活を描いたコミックが「あにまる荘202」。主人公・敢自とアパートの住民たちが真の仲間になれる日はくるのでしょうか。
「あにまる荘202」の魅力について
「あにまる荘202」のコミックスは、2023年6月23日(金)に発売されました。この日に第3巻、第4巻、第5巻がまとめて発売されています。興味がある人は漫画配信サイトにて試し読みをすることもできますので、ぜひ第1巻の購入から検討してみてくださいね。
「あにまる荘202」の見どころは、平凡でありながらどちらかというとクールな男子高校生・敢自が、ユニークな住民たちの言動により様々な感情表現をすること。
親に許可をとる形で一人暮らしを始めた敢自は、自立心が強いタイプです。今の生活を守るため、トラブルを起こさないよう慎重に行動しています。
しかしラッコの高橋さん、ネコの伊藤さん、ヒグマの山田さんらに振り回され、なかなか平穏な暮らしを送ることはできません。彼らの自由すぎる動物らしい振る舞いに困惑しながらも、少しずつ心を開いていく敢自。
それぞれのチャーミングな一面や頼りがいがあるところを知り、次第にこのアパートでの生活に慣れていくのです。そんなヒューマンドラマとしての要素も持つ「あにまる荘202」。
ほっこりした日常に癒されたい人、動物が好きな人、漫画を読んでクスッとしたい人にもお勧めしたい作品です。
新しいキャラクターの登場にも期待!
「あにまる荘202」は、おなじみのキャラクターたちの掛け合いを楽しむだけではなく、新しい仲間が登場することも期待してみましょう。毎日驚くべき出来事が起こるアパートでの生活。
203号室に住むネコ・伊藤さんがついに恋をしたり、主人公・敢自が学校でとあるトラブルに見舞われたりすることもあります。そんな幅広い角度から彼らの生活を見守っていくことができるので、ぜひ今後の展開を期待してみてくださいね。
集英社 公式ページ:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-792066-6
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
>>>「花火は醒めない夢をみる」のストーリーや登場人物同士の関係について