公開日 2020年3月21日 最終更新日 2020年7月5日
『愛したがりのメゾン』の最新刊は、現時点では何巻なのでしょうか。フランス語で「建物、家」を意味する、メゾンという言葉。
漫画やアニメのタイトルでたまに目にしますが、ロマンチックな雰囲気が漂っていますよね。
今回は漫画家・里中実華先生が描いている『愛したがりのメゾン』の最新刊と、登場人物の魅力についてご紹介していきましょう。
このコミックのあらすじ
主人公の春野わかばは、入試当日に肝心な受験票を紛失し、とても慌ててしまいます。
しかし偶然にも受験票を拾ってくれたのは、無邪気な笑顔が素敵な同年代の男子。「近くの学生寮に入る」という話を友人としているのを聞き、わかばは彼につられて同じ場所へ入寮しました。
初めてその学生寮に足を踏み入れた日、強面の男子に睨まれたり、入試の際に出会った一ノ宮爽に再会したりと、色々な出来事を体験したのです。
実はここは一風変わった寮で、新しく入寮する6人の学生たちと共に生活していくのですが、概要説明の際に「恋をしよう」という言葉が書かれていることに気づいたわかば。
寮の責任者・空間さんは、大学で社会心理学の教授をしており、恋愛心理の研究に凝っている人なのです。
そして1年後にカップルが成立した暁には、かなりの大金をお祝い金として出そうと考えているとのこと。これから刺激的な生活が始まりそうです。
登場人物について
主人公の春野わかばは、受験票を拾ってくれた恩人・一ノ宮爽に恋をしたことにより同じ寮に入るなど、慎重さに欠けるところもあるといえるでしょう。
しかし恋をすると、その相手と一緒にいられることばかり考えてしまうのは、共感できる読者もとても多いと考えられます。
そして彼女が好きになった一ノ宮爽は、笑顔が魅力的でお茶目な男子。わかばが辛い時にも優しくしてくれて、さらに好きになってしまうのです。
また寮で生活するキャラクターたちには、天見龍之介、日比木綾などがいます。天見龍之介はクールな男子で、言動にもとげがあるタイプ。
日比木綾という子は、最初にわかばを女子会に誘ってくれた気さくな人物なのですが、嘘をついてしまうなど短所も垣間見えるキャラクターとなっています。
今後の展開に期待する読者たち
愛したがりのメゾンは、最新刊が1巻のみとなっています。2019年11月頃に発売されたコミックで、マーガレットに連載されている作品。
この漫画のよいところは、6人の男女が主要人物となり、ストーリーを動かしていく部分です。
三角関係は少女漫画の定番ですが、必ず誰かが辛い思いをしてしまいますよね。人数が奇数ということもあり、片想いをして振られてしまう人が存在するもの。
しかし愛したがりのメゾンは、人数が多いからこそより複雑なやりとりもありそうで、読者の興味を引く作品なのです。
また寮内で恋をすることによるメリットがとても大きく、キャラクターたちの心が揺れ動いてしまうのも、このコミックの楽しいところです。
2020年3月に2巻が発売される予定なので、読者の期待がとても高まりますね。