あばれる君はサバイバル術に長けた芸人として、テレビの企画で大活躍しています。TBSのバラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」の無人島からの脱出対決企画などで披露するサバイバル術と、体を張ったがむしゃらさは唯一無二の存在です。
番組タイトル名を地で行くようなキャラがはまっています。熱血がむしゃらキャラのピン芸人「あばれる君」について掘り下げてみましょう。
原点は熱血ひとり芝居
あばれる君といえば、がむしゃらで一生懸命なキャラをハイテンションで演じ、真面目さが空回りしてしまう独特なひとり芝居が特徴のピン芸人。
BGMに「月光」(鬼束ちひろ)が流れ、シュールな笑いで注目されました。極度に汗をかく熱血さで、「熱血ひとり芝居」とよく表現されています。
芸人は一般的に、一発ギャグやコミカルなアクション、ふざけた言動などで笑いを取りに行くことが多いのですが、あばれる君の笑いは根底にある真面目さを笑いに変えているように感じられます。
必死にやればやるほど、真面目さが面白さになるという少し異質なお笑い芸人なのかもしれません。
芸人になるために奮起
あばれる君の本名は古張裕起(こばりひろき)、1986年9月25日生まれの34歳(A型)、福島県出身です。子供の頃からお笑い好きの目立ちたがり屋で、文化祭などで活躍し、芸人が夢でした。
教師の父に「頑張ったところを見せなさい」と言われ奮起しました。高校時代は山岳部のキャプテンを務め、インターハイ出場も果たします。
現在活躍するサバイバルに関する技などは、山岳部で真面目に取り組んで得た知識や体力・精神力など、経験の全てが活かされベースになっているのです。
進学した駒澤大学法学部でもしっかり学び、社会科の教員資格を取得。教育実習では声が大きすぎて、隣の教室から注意を受けるなど、芸風の熱血ぶりの片鱗が出るエピソードもあります。
芸人にならなかったら、評判の熱血先生になっていたかもしれません。大学生お笑いアマチュア選手権での受賞をきっかけに、ワタナベコメディスクールに特待生として、2008年に夢だった芸人の世界に飛び込みました。
公式サイト:https://www.watanabepro.co.jp/mypage/40000027/
あばれる君は「まじめ君」
2013年に27歳で、1歳上の女性と結婚。高校時代から10年間、一途にお付き合いをしてきた真面目さに好感を持てます。売れていない時期も支え続けてくれた妻に感謝しているのです。
YouTubeチャンネル「あばれる君」では、愛妻ゆかちゃんを「よめれるさん」と紹介して出演することも。子供は「ちびれる君」と呼んでいます。
仲睦まじい夫婦でもあり、家族思いの「まじめ君」なのです。テレビ東京の「ポケモンの家あつまる?」や「おはスタ」にも出演、コロコロコミックのまんが「マジで!!まじめくん!」の実写版に扮したキャラも好評で、子供たちにも人気です。