地球上では2億2千万年ほど前から、恐竜の時代が延々と続いていました。約6600万年前に絶滅するまで、およそ1億6千万年近くの長きに渡って繁栄していました。
人類の祖先が誕生して数百万年と言われますので、その途轍もない恐竜の繁栄や進化が想像できます。恐竜の姿かたちや大きさなど、想像するほどロマンが溢れます。
国立科学博物館で「恐竜博2019」が7月13日から開催中。大盛況で9月3日には来場者が40万人を超えました。
10月14日迄の開催ですのでまだの人は是非、国立科学博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本一の恐竜化石「むかわ竜」公開
日本最大の恐竜学の発見と言われる「むかわ竜」。ししゃもの産地として有名な北海道・むかわ町の約7200万年前の地層で発見され、通称「むかわ竜」と呼ばれています。
2003年に一部の化石が発見され、穂別博物館に寄贈も首長竜(学術的に恐竜でない)と判断。クリーニング調査が始まった2010年以降になって、恐竜と判明しました。
その後の本格発掘で全身の80%以上、ほぼ完全な骨格化石が発見されました。この全長8m超の大型植物食恐竜は新属新種と認められ、正式学名「カムイサウルス・ジャポニクス」に決定したことが、9月6日に発表されました。この日本一の恐竜化石が、むかわ町以外では初展示です。
他にも見所いっぱい
恐竜学50年を振り返り、重要発見である日本初公開標本の展示もあります。「恐ろしい爪・デイノニクス」「鳥類恐竜起源説」「子育て恐竜」「羽毛恐竜」「イクメン恐竜」など、興味深い展示がたくさん。
謎の恐竜と言われ、長い腕で恐ろしい手の異名をもつ「デイノケイルス」の実物化石や全身復元骨格が、世界初公開されています。
恐竜の絶滅につながった大隕石衝突を、CG映像で解説しています。その他にも、恐竜学の最新研究が満載です。
大人だけでなく、恐竜に興味がある子供たちはとても多いもの。見所いっぱいでご家族そろって楽しめて、勉強にもなるのでおすすめです。開催期間は10月14日迄ですので、この機会にお見逃しなく。
恐竜博2019 The Dinosaur Expo 2019
公式サイトhttps://dino2019.jp/
開催期間:2019年10月14日(月・祝)まで絶賛開催中
<9/24(火)、9/30(月)は休館日>
開館時間:9:00~17:00(金・土曜は20:00まで)
<閉館30分前まで入場可>
会場:国立科学博物館(上野公園内)
<東京都台東区上野公園7-20>
アクセス:
JR東日本 上野駅下車 <公園口から徒歩5分>
京成電鉄(京成本線)京成上野駅下車 <正面口から徒歩10分>
東京メトロ(日比谷線・銀座線)上野駅下車 <7番出口から徒歩10分>
観覧チケット:
一般・大学生 1,600円
高校生・中学生・小学生 600円
金・土曜限定ペア得ナイト券 2,000円(2名1組)<当日17:00以降販売>