
公開日 2025年6月25日 最終更新日 2025年6月25日
「シバつき物件」の第4巻がこの夏発売される予定です。本作は、Webコミック配信サイトにて連載されている人気作品で、ホラー要素と可愛らしい柴犬という前代未聞の組み合わせが特徴です。
では、どのようなストーリーなのでしょうか。今回は、「シバつき物件」の4巻の発売情報や魅力について詳しくご紹介していきましょう。
クールな女子高生と柴犬のもふもふファンタジー
「シバつき物件」は、大森えす先生によるコミック作品です。2024年6月より、集英社によるWebコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて連載されています。
読み切り版として初登場したのは2023年7月で、のちに連載がスタートして大好評となっています。次巻にあたる第4巻は、2025年7月4日(金)に発売される予定です。
本作のストーリーは、感情表現が苦手でクールな女子高生が、新築ながら家賃が安すぎる「ワケあり」アパートに引っ越してきたところから始まります。
このアパートの入居条件は、幽霊との同居が可能であること。本来、多くの人が恐怖心を抱くところですが、主人公はホラー音痴で怖いものへの耐性が強いため、全く抵抗なく入居することになります。
ところが、この部屋に住み着いていたのは、主人公が大の苦手とする犬の地縛霊でした。なかなかわかり合えない二人は、やがて打ち解けることができるのでしょうか。
「シバつき物件」のストーリー
主人公・百瀬氷(ももせこおり)は、クールで不器用な女子高生。一人暮らしをすることとなりやってきた新築アパートは、家賃4,800円と激安です。
ここに現れるというのは、なんと柴犬の地縛霊。氷には幽霊を怖いと思う感覚がなく、その一方で、犬にまつわる友人トラブルがきっかけで犬が大の苦手でした。
ところが、地縛霊は可愛がれば無事成仏できると聞いて、柴犬のむうちゃんを徹底的に可愛がることにした氷。撫でる、おやつを与える、一緒に遊ぶなど、様々な方法を試してみますが、むうちゃんは心を開くどころか噛みついてくるのです。
やむなく除霊師を呼ぶと、思わぬ事実が判明しました。そこにいた悪霊はむうちゃんではなく、氷こそが恐ろしい悪霊・五頭蛇に取り憑かれていたのです。
そして、氷に対して敵意剥き出しで危害を加えてきたかに思われたむうちゃんは、実は悪霊から氷を守ろうとしてくれていました。そのことを知った氷は、むうちゃんに感謝し、これからも一緒に暮らしていくことを決意するのでした。
幽霊でも普通の犬と変わらない、もっちりしたフォルムで表情豊かなむうちゃんと過ごす日々の中で、今後もあらゆる不思議な出来事が起こりそうです。
本作の魅力について
タイトル通り、部屋に柴犬の幽霊が住み着いていて、住人と同居することが基本となっているのが本作の特徴です。ホラーよりも癒しの要素が強く、読んでいると心がじんわりと温かくなるような作品です。
霊や妖怪が苦手な人、犬が大好きな人には特にお勧めしたい作品といえるでしょう。眉間にシワを寄せ、睨みを利かせたような気の強い表情がたまらなく愛おしいむうちゃん。
この物件には、むうちゃん以外にもたくさんの柴犬が暮らしていますが、その成り立ちにはとても切ないエピソードがあるのです。そんな側面があるからこそ、のびのびと過ごしている彼らの姿や同居人との温かいやりとりに大きな価値が生まれるのでしょう。
また、アパートの仲間たちも大家さんも思いやり溢れる人たちで、とてもハートフルなヒューマンドラマが描かれています。
ヒトと地縛霊が身を寄せ合い暮らす素敵なアパート
「自分もこのアパートに住みたい」「こんな幽霊物件なら住んでもいい」という声が多数上がっている本作は、癒しを求めている人に強くお勧めしたいファンタジー漫画です。
このアパートの部屋には、ヒト語を話せる柴犬の地縛霊が必ず住んでいて、それぞれ性格も異なるのが特徴です。女子高生・氷と、もう一人の主人公である柴犬のむうちゃんは、これからますます素敵な相棒になれそうです。次巻の展開もとても楽しみですね。
集英社 少年ジャンプ+「シバつき物件」公式ページ:https://shonenjumpplus.com/episode/17106371883871893205
☆こちらの記事もチェック!
>>>「どくだみの花咲くころ」の3巻はいつ発売?凸凹な二人の不思議な友情物語