「One Last Kiss」宇多田ヒカルの歌詞の意味と魅力を分析!
- 2021/4/2
- 音楽
- One Last Kiss, 宇多田ヒカル
「One Last Kiss」宇多田ヒカルの歌詞の意味については、映画のテーマソングでもあるため、興味深いと思う人は多いですよね。
どのような思いを込めて作られた曲なのでしょうか。今回はこの曲の歌詞の意味、そして魅力について分析していきましょう。
映画について
この曲は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソングになっています。シリーズ完結編となるこの映画のテーマソングとして、新たに書き下ろされたのが「One Last Kiss」なのです。
この曲はE.P.のタイトルにもなっています。そして中には新劇場版シリーズに提供してきた、宇多田ヒカルの関連楽曲のすべてが収録されているというとても豪華なもの。
MVについて
この曲のMVは原作・脚本・総監督の庵野秀明が監督を務めたことでも話題になっています。
新劇場版シリーズ完結編にして、遂に実現したコラボレーション。宇多田ヒカルのファンやエヴァンゲリオンのファンからとても評価が高いのです。このためすでに、かなりの数の再生回数を記録しているのです。
歌詞の意味について
自分にとってのとても大切な存在。それはもうすでに出会っていた相手なのです。姿を見た時から心の中で動き出した思いがあるのでしょう。
でも大切な相手だからこそ、なくしてしまうことの不安に苦しむ気持ちがあるのです。すでに心の中には色々な思いがあるとしても、今この瞬間に増やしたい忘れしてしまいたくないもの。
写真が苦手だとしても、必要としていない自分がいるのです。すでに心の中に、存在があるからなのでしょう。
寂しい時があっても、平気なように見せてきたのです。でもこれについては、お互いに同じなのかもしれません。
人を好きになり自分の中で相手を必要とするということ、これは自分自身が傷つくことにつながっていたのでしょう。
最後になるかもしれないからこそ、忘れることができないキスをしたいのは、心の中でずっと覚えていたい相手への愛情があるから。
もしこの世が終わってしまったとしても、自分が年齢を重ねたとしても忘れられない存在なのです。
自分の愛情は分かっていても、相手からの愛情については薄々気付いていたとしても認めたくなかった思いもあるのかもしれません。風が吹き抜けて、そしてまた光を感じる自分がいるのです。
別れを前提としたラブソング
すでに別れることを分かっていながらも、相手を愛する気持ちを綴った曲だと感じます。自分の中で納得していたとしても、苦しみを受け入れる辛さもあるのでしょう。
このような愛し方もあるのだと、聴く人の心を揺さぶるとても素晴らしい曲です。