「はるお嬢さま、恋のお時間です!」は、煌びやかな作風でおなじみの中原杏先生の最新コミックです。現在ちゃおで連載中で、第1巻が発売されてからまだあまり月日は経っていません。
とある事情で生活が一変してしまったヒロインに、思わずエールを送りたくなるようなこの作品。あらすじや登場人物について、詳しくご紹介していきましょう。
あらすじについて
宝来はる(たからいはる)は、かつてとても裕福な暮らしをしていた少女。彼女には執事もいて、その息子であるユキナリとは、まるで兄妹のように仲良く育ってきました。
現在13歳のはるは、すでに遠くに引っ越してしまったユキナリのことを初恋の相手とし、今も大切に思っています。
しかしはるの家は、今決して裕福とはいえない状態。父が仕事で失敗してしまったために、生活が大きく変わってしまったのです。
そういう中でも強く生きているはるは、私立ロイヤル学園というトップクラスのセレブ校に通っています。ここで複数の男子から声をかけられたりもするのですが、なかなか彼氏ができない状態。
私立ロイヤル学園は、なんと男子校なのです。そこにただ一人、女子を入学させた学園長の目的は、「はるにセレブ婚をしてもらう」ということでした。
ロイヤル学園の学園長から見て、はるは親友の娘という立場。はるを、そして宝来家を救うために、セレブ校の学費を無料にしてくれているのです。そんな懇意をありがたく受け取り、刺激あふれる学校生活を主人公は送っています。
このコミックの魅力とは
「はるお嬢さま、恋のお時間です!」は、現実には起こり得ない嬉しい展開に焦点をあてていることが特徴。突如生活が苦しくなってしまっても、セレブ校の学園長である知り合いのおじさんが助けてくれ、幸福な未来へと導いてくれるのです。
私立ロイヤル学園に通うのは本物のお金持ちとされているので、他の男子生徒の家はとても裕福だと考えられます。そのため、この学校で彼氏を作り、最終的にゴールインすることができれば、満ち足りた生活へ再び戻れるということなのでしょう。
親切な知人の力添えもあり、はるは果たしてセレブ婚ができるのか。主人公の立場がしっかりと確立されているこの作品において、ヒーローの存在が主人公にどのような影響を与えるか、詳しくチェックしておきたいところですね。
辛い日々を乗り越えてほしい思いに
「はるお嬢さま、恋のお時間です!」の主人公は、タイトル通り「お嬢さま」というひとつの立ち位置ではあるのですが、苦しい生活を一度は経験していることも事実。
物語の冒頭といえるところでは、まさにその状態が続いていますので、辛くてもきっと乗り越えられると信じて見ていたくなるのです。新しく登場するヒーローたちにも期待して、ストーリー全体を楽しんでいきたいですね。