ホームセキュリティのカメラは防犯効果が期待できるため、購入を検討している人も多いでしょう。特にアメリカでは、ホームセキュリティのカメラは必需品。
人気商品「リング」は、クリスマス商戦でもトップランキングに入るほど注目されています。
そんなホームセキュリティカメラですが、アメリカのニュースでも話題になった事件についてご紹介していきましょう。
アメリカで一番人気のホームセキュリティ「ring」とは?
リングというのはアメリカのホームセキュリティシステムで、一戸建てやアパートなどどのような住宅でも使うことができます。キットはデパートやホームセンター、オンラインでも購入可能。
値段は100ドル(日本円1万円)からで、とてもお手頃であるのも魅力です。このキットにはベースになるステーションとカメラ、センサーモーションなどがセットになっており、取りつけは自分でもできるほど簡単。
玄関先に小さな器具を設置しておくと、家の外側で何が起こっているか見える仕組みになっています。日本でいう、カメラつきのドアベルのようなもの。
アメリカの家はとても大型なので、家に侵入者がいても気づかない可能性があります。そのためリングは各部屋にも設置できるため、完全なホームセキュリティができるのです。
もし仕事で家を空けている間、侵入者がいたとしましょう。するとリングのモーションセンサーが起動し、リアルタイムでオーナーにアラートが送られます。
365日24時間、ずっと我が家を守ってくれる素晴らしいホームセキュリティカメラとして、とても人気がある売れ筋商品です。
各地で起こったハック事件
リングはBluetooth、Wi-Fiがついているので遠隔操作が可能です。外出中にアプリを使って部屋の中を確認したり、設置したカメラに内蔵されているスピーカーから家族に話しかけたりするのも可能。
そんな高機能なホームセキュリティカメラをハックする人が、アメリカ各地で続出しました。リングには録画機能がついていますので、本来は家の内外の怪しい動きなどを録画するのが目的。
しかしハッカーは室内のカメラに入り込み、いきなりスピーカーからその場にいる人に話しかけるという意外な行動を起こしたのです。
「今食べているお菓子、何?」
一人だけの部屋のはずなのに、いきなりリングから声が聞こえるともちろん度肝を抜かれますよね。
大人相手ならまだしも、子供部屋で遊んでいる女の子に「一緒に遊んで!」と話しかけるハッカーも。本来は家を守るはずのセキュリティシステムですが、これでは逆に他人を家に招いているようなものかもしれません。
アプリでさらにセキュリティを強化!
便利な時代になっていますが、便利すぎるとそれを悪用する人もいます。
リングの事件はメーカーが、さらにセキュリティを強化するアプリを展開するなど、新たな対策を行っています。最終的には自分の目で、しっかりと家を守るのが大切だといえるでしょう。