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岩崎圭一は「ゴッドタレント」での活躍で、一躍世界の注目を集めているマジシャン兼旅人です。情報バラエティの「ワイドナショー」でも取り上げられて、存在を知った人も多いでしょう。類を見ないような異色の経歴のゴッドタレント・岩崎圭一について紹介しましょう。

 

日本人初のゴールデンブザーを獲得

「ブリテンズ・ゴットタレント（Britain’s Got Talent）」（BGT）をご存じでしょうか。スーザン・ボイルなどスターを数多く発掘して、世界的に有名なオーディション番組です。

各国に派生して人気の「ゴッドタレント」ですが、英国のBGTが発祥の本家番組で世界中に大きな影響力があります。

2022年5月、豪華なステージに愛用の自転車を押して登場した岩崎圭一は、マジックのパフォーマンスを披露。愛らしいキャラクターで、司会者や審査員と巧みなコニュニケーションを取りながら、会場全体をとりこにしていきます。

ユニークな会話とともに披露したマジックもとても素晴らしく、最後には観客も虜にしてスタンディングオベーションの大歓声に。

毎年1万を超える応募の挑戦者の中で1シーズン中に、司会者と4人の審査員で合計5回だけの貴重で栄光のゴールデンブザー（GB）を、なんと司会者が走ってきて押したのです。黄金の紙吹雪が大量に舞うステージで歓喜する岩崎圭一の姿が感動的です。BGTで日本人初のGB獲得者になりました。

「チャーミングで面白い最高のマジシャン」、「純粋でみんなが好きになる」、「過去最高のひとり」などと審査員も絶賛でした。

岩崎圭一の経歴について

岩崎圭一は、1972年9月20日生まれの49歳（2022年7月現在）、群馬県前橋市の出身です。

「進め！電波少年」で見た猿岩石のヒッチハイク旅に憧れて、人生自分のやりたいことをしたいと、28歳の2001年4月から旅を始めました。所持金はたったの160円、お金に依存しない旅のスタートです。

海外に行く前にまず日本で経験を積もうと、新宿で野宿生活をしばらく体験後、貨物船に乗せてもらってまず沖縄へ。北上しながら北海道まで全都道府県をヒッチハイク旅で制覇。約1年間日本を旅して、次はいよいよ海外です。

 

登山家や冒険家さながらの旅

2002年3月に韓国に渡り、壮大な旅が始まりました。中国からヒッチハイクを止めて、主に自転車（ママチャリ）に変更し、移動にはお金や他力に頼らず基本は人力です。徒歩・自転車・手漕ぎボートを使用します。

東南アジアのシンガポールまで南下後にネパールへ行き、世界最高峰のエベレスト登頂にも挑戦。インドの南端の海抜0ｍから山頂の8848ｍを制覇して0ｍまで下りる人力での成功は、登山家や冒険家とも呼べる偉業ですね。

世界一の湖・カスピ海を手漕ぎボートで横断し、過酷な悪路の砂漠を進むなどして中東を進み、2007年頃からヨーロッパ各国を周遊する旅になりました。

 

20年間帰国せずに人力旅

ネパールあたりから趣味だった手品を披露するようになり、旅をしながら上達していきました。近年は路上でのマジックで楽しませることに力を入れています。

イタリアの大道芸人の影響も受けてパフォーマンス力も向上。イタリアの「ゴットタレント」のスタッフの目に留まり、2016年の番組に出演してから旅するパフォーマーとしてヨーロッパを中心に注目され、様々な番組やイベントに声が掛かるようになりました。

2022年5月、英国本家「ブリテンズ・ゴットタレント」でのゴールデンブザー獲得で、さらに世界的パフォーマーとして引っ張りだこになることでしょう。

2002年に日本を出て以来、一度も帰国せずに2022年現在も旅を続けています。当初3年ほどの予定がすでに20年間の人力旅中です。

手漕ぎボートで大西洋を横断して、アメリカ大陸が次の目標だそうです。今年で50歳、まだまだ人生の冒険旅は続きがあります。映画化されてもいいような類まれな異色の経歴ですね。

 

魅力的な人柄と能力

独学で身に付けたマジックの技術もさることながら、コニュニケーション能力の高さが素晴らしく、英語は以前から日常会話程度はできたそうですが、今ではなんと10か国語ほどの簡単な会話ができます。イタリア語は滞在も長く得意です。

超ポジティブ思考でずば抜けた適応力があり、純粋で誰にでも愛される人柄の良さがにじみ出ていて、とても笑顔が素敵です。

「けいの無銭旅行記」では旅のエピソードなども楽しめます。

「けいの無銭旅行記」公式サイト：https://feel-the-earth.com/keinoryokouki/

 

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