公開日 2023年7月27日 最終更新日 2023年7月27日
ヨルシカ「第一夜」の歌詞の意味については、新しい試みが話題になっているので詳しく知っておきたいところです。
魅力的な世界を私たちに届けてくれるヨルシカ。今回の曲にも期待が高まります。ではヨルシカ「第一夜」の歌詞の意味と、曲から感じるメッセージについても深く見ていきましょう。
新しい試みについて
ヨルシカ「第一夜」は全収録曲を音楽と絵の2側面から描いていて、スマホやタブレットのカメラを画集の絵にかざすと音楽が聴けるという、新しい試みが話題となっている音楽画集『幻燈』に収録されている楽曲です。
『幻燈』はEP『創作』以来、約2年2ヶ月ぶりの作品です。この作品は「画集」で、それぞれの作品ごとに設定された1つのテーマを、音楽と絵の2側面から描いた聴ける画集になっています。こういった興味深い試みに対しても是非チェックして、魅力的な世界を堪能したいですね。
MVについて
ヨルシカ「第一夜」のMVは、加藤隆が手掛けた全編アニメーション作品です。5月に横浜市 BankART KAIKOにて開催された、ヨルシカ×加藤 隆”幻燈展”の会場内で限定公開されていました。
音楽画集『幻燈』、”ヨルシカ LIVE TOUR 2023「月と猫のダンス」”を通して、ひとつの物語を表現していることから魅力溢れるMVになっているのです。
「第一夜」の歌詞の意味について
大切な存在だけを憶えていると感じるのです。雲の影が流れていく情景。そして言葉だけが溢れているのです。想い出は夏風の中、揺られながら心にあるのでしょう。
朝に目が覚めて、そして歯を磨いて散歩の前には朝ご飯を食べる。窓の向こうに見えるのは、ふくれ雲。
それを手帳に書き留めてから、歌う木立を眺めるのです。通りすがりの風が運んでくれる花の香りが、少しだけ春のように思えたのでしょう。
大切な存在だけを憶えている自分がいるのです。雲の影が流れていく風景と共に。言葉がそこには溢れているのでしょう。想い出は夏風の中、揺られながら感じていたい思いも。
昼になるとなんだか少し眠くなるのです。何となく立ち寄ってみる商店街。そして氷菓子を買って行こう。
頬張っている大切な存在の姿が心に浮かぶのです。想い出ばかりを描いているこの詩に込めている表情については、誰にもわからなくてもいいという気持ちがあるのです。いつか会いに向かおうと、心で思っているのでしょう。
夜には花火を観ているのです。あの日のような人混みにて、名前も知らない白い花を一輪持ちながら、隣町から帰ろうとしているのでしょう。
列車の窓を少し開いてみると、夜がひとひら頬を撫でていくのです。風が揺れて髪が靡く瞬間を感じながら。
想い出は夏風のように揺られている。そしてこの歌も夏風のように揺られていると思えるのでしょう。
朝に目を覚まして、歯を磨いて散歩に行く前には朝ご飯。丘の向こうに見えるふくれ雲。いつもと同じ朝かと思っていたけれど、ふいに何かが動くのを感じたのでしょう。
心がとても震えているのです。白百合の香りがする道を走り、やっと大切な人と出会えたそんな夢を見たのです。
あなたは僕に対して笑ってくれる、そしてずっと待っていましたと言ってくれたのです。
大切な人への思いを込めて
日常の中の出来事、大切な夏の記憶を振り返るような日々なのでしょう。言葉では表現しきれない、そんなとても深い感情があるのです。
そしてこの想い出が、今も自分の心を揺らし続けるのでしょう。朝と昼そして夜の中、大切な想い出が消えてしまうものだと感じることも。
でも忘れたくない気持ちがあるのです。このような中で、大切な存在はどこにいるのでしょうか。夢を見た時に言ってくれた言葉、ここに深い意味があるように感じます。
自分にとって会いたい人、その存在がどこにいるのかどうすれば会えるのかについて、様々な想像をさせてくれる曲になっているのも、この作品の大きな魅力になっているでしょう。
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