米津玄師「がらくた – JUNK」の歌詞の意味を考察!映画主題歌としての魅力とは

米津玄師「がらくた - JUNK」の歌詞の意味を考察!映画主題歌としての魅力とは

公開日 2024年9月9日 最終更新日 2024年9月9日

米津玄師「がらくた – JUNK」の歌詞の意味については、映画の主題歌でもあることからとても注目されています。

素晴らしい表現力と歌唱力を持つ米津玄師。今回はどのような世界を私たちに届けてくれたのでしょうか。とても期待が持てます。

では米津玄師「がらくた – JUNK」の歌詞の意味と、映画主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。

主題歌となる映画とは

米津玄師「がらくた – JUNK」は、映画『ラストマイル』のために米津玄師が書き下ろした楽曲です。

『ラストマイル』は「アンナチュラル」「MIU404」など、数々の名作ドラマの演出を手掛けた塚原あゆ子が監督を務めています。

そして、同作品で脚本を務めたのは野木亜紀子です。さらに、その2作品で主題歌を務めていたのが米津玄師。

この最強チームにより、「アンナチュラル」、「MIU404」の世界と繋がる素晴らしい作品が誕生したのです。

『ラストマイル』のストーリーは、流通業界最大イベントのひとつ、ブラックフライデーの前夜に世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件から。

そして日本中を恐怖に陥れる、謎の連続爆破事件に発展していくのです。巨大物流のセンター長に着任したばかりの主人公の女性は、チーフマネージャと共に、いまだかつてない事態の収拾をすることに。

 

「壊れていても構いません」について

米津玄師は昔から廃品回収車がすごく好きだったと話しています。そして聴こえてくる「壊れていても構いません」という一節に対して、含みのあるいい表現だなと感じるとインタビューで伝えているのです。

寂しさを感じるけれど、同時に壊れていても構わないというところに、懐の広さが同居している味わい深い言葉だなと思うとのこと。

それが記憶の取り出しやすい場所に残っていて、「がらくた」を作っている時に、たぶん思い出したと話しているのです。

「壊れていても構いません」というのは、実は自分にとって、ものすごく重要な言葉なんじゃないかなと気がついたという言葉に、この曲の原点そして米津玄師の深い思いを感じます。

 

「がらくた」の歌詞の意味について

上手く生きていきたい、でも僕らはそれができないのです。気がつくと空っぽになっていたのでしょう。

眠れない、なのに鳴り止まないスヌーズ。苦しい状態であっても、現実は待っていてくれないと感じるのです。そして心が通じ合えず沈黙の二人がいるのでしょう。

何でもないと呟き噛み締める痛みがあるのです。本当はとても辛い状態であっても。宙に浮かんでは消える鼻歌を感じて、過去がもう戻らないことを知るのです。

30人いたとしたら一人はいる少数派。そしていつもあなたがその一人。更に僕で二人目だと感じるのでしょう。孤独にさせない、二人一緒だからという思いがあるのです。

もしあなたがずっと壊れた状態でも、二度と戻ることがなくても構わない。だから僕のそばで生きていてほしいのです。

どこかに失くしてしまったものを探しにいこう。それがどこにもなくてもいい。どこにもなかったねと二人で笑い合える、そのことに対して価値がなくてもいいと思えるのです。周りがどう見たとしても、自分にとって大切なものであれば充分だから。

心が通じ合えないように感じる、そんな時にはかくれんぼのように思う時も。このような時には諦めたくなることもあるでしょう。

でも長い夜をもう少しだけ歩いていこうと伝えたいのです。そうすると、きっと見えてくる光があるという思いも。

日々の中で痛いと感じる気持ちになったとしても、飛んでいけと言いたいのです。許せなかったのです、何もかも全てに対して。そしてずっとあなたの全てを否定しつづけてきたのでしょう。

もしあなたが僕のことを忘れているとしても、決して思い出せないとしても初めてまた会おう、そして最初から恋をしたいのです。

あなたは僕を照らした月の明かりだと伝えたいのです。とても真剣な思いだから笑わせないという相手への強い思いがあるのでしょう。

遠回りをして一緒に帰ろう。もし迷い込んだとしても構わないから。唇を噛んで滲んだ血が流れていく、全てが嫌になり投げ出したい気持ちになるのです。

でももしあなたがずっと壊れていたとしても、二度と戻らないとしても構わない。だから僕のそばで生きていてほしいのです。

とこかで失くしたもの、それを一緒に探しにいこう。どこにもないとしても、どこにもなかったねとまた笑ってほしい。上手くできない、それでも二人は歌うのです。

 

存在を大切にしたいと思える楽曲に

日々は思うようにいかないと思うことも多いですよね。このような中で嫌気がさして苦しくなってしまう時も。

でもそれぞれの存在はとても大切で愛すべきものなのです。そのことに対して気づかせてくれるとても素晴らしい曲になっているでしょう。

 

☆こちらの曲も聴いてみてくださいね!

>>>LiSA「ブラックボックス」の歌詞の意味を考察!TVアニメとの関連性とは?

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