手塚治虫記念館は、手塚治虫が幼少期から約20年過ごした兵庫県宝塚市に1994年開館。言わずと知れた手塚治虫は「マンガの神様」として、たくさんの漫画家やアニメーターなどに崇拝されています。
今や世界に誇る日本文化として漫画やアニメは評価されていますが、手塚治虫は開拓者と言っても過言ではありません。偉大な漫画家「手塚治虫」と、手塚治虫記念館の魅力をご紹介しましょう。
偉大な漫画家「手塚治虫」
本名・手塚治は1928年大阪豊中に生まれ、5歳から24歳まで宝塚で過ごします。小学3年生から漫画を描き始め「オサムシ」という虫を知り、「治虫」をペンネームにするほど昆虫好きでもありました。
戦争体験や医師に助けられた経験から医学の道を志し、漫画を描き続けながら医師免許を取得します。職業として患者を診ることはありませんでしたが、作品の中で命の尊さを描き、医師を志すきっかけになったという医師も多くいます。
「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブッダ」「ブラックジャック」など数々のヒット作を生み出し、多大な影響を与えました。
1989年に60歳の若さで生涯を閉じるまで、600作以上の名作を残した偉大な漫画家です。
宝塚市立手塚治虫記念館の魅力
「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「鉄腕アトム」「火の鳥」など、名作に関する貴重な展示やキャラクターグッズだけでなく、手塚治虫の幼少期からの歴史が詰まった記念館です。
小学生の頃に描いた漫画、興味を抱いた昆虫、影響を受けた宝塚歌劇、志した医学生の資料など、手塚治虫の成長にまつわるゆかりの展示品。
連載をたくさんこなす為に考え出された、マンガ制作システムやアシスタント制なども紹介されています。アニメ制作体験もできて、お子様と一緒に楽しめます。
ミュージアムショップでは、オリジナルグッズの購入もおすすめです。子供の頃に触れた懐かしい手塚ワールドに、タイムスリップしたかのような感覚が存分に味わえます。昭和の魅力たっぷりの手塚治虫記念館です。
企画展「手塚治虫のニャンコ展」1/31まで開催中
猫ブームと言われていますが、以前から多くの漫画で猫は様々なキャラクターとして作品のアクセントになっています。手塚作品にも、たくさんの猫キャラクターが登場しています。
120もの手塚治虫直筆原稿のニャンコたちを一挙公開。併せて他の作家の印象的な猫キャラクターも紹介。懐かしい数々の作品に登場している愛くるしいニャンコたち、お気に入りのニャンコはどの作品に登場していたでしょうか。
漫画・アニメ好きだけでなく、猫好きの人にもおすすめの企画展は、2020年1月31日までの開催です。
公式サイト:http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/index.html
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人700円、中学・高校生300円、小学生100円
※2020年2月1日~3月19日までリニューアル工事のため一時休館
アクセス:兵庫県宝塚市武庫川町7-65
<電車の場合>
宝塚駅(JR・阪急)から徒歩10分
宝塚南口駅(阪急)から徒歩7分
<お車の場合>
中国自動車道・宝塚ICから西へ約2km