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公開日 2023年9月2日 最終更新日 2023年9月2日

「虹野原で恋はできない」は、集英社・マーガレットコミックスDIGITALとして発売される恋愛漫画です。作者の緒川あお先生は、超大作「アンクールデッド」でおなじみ。

引き込まれる推理ものが前作にあたりますので、最新作はどういったテイストになっているのか注目を浴びています。そこで今回は「虹野原で恋はできない」のストーリーや魅力について詳しくご紹介していきましょう。

「虹野原で恋はできない」のストーリー

主人公・七崎苺（ななさきいちご）は15歳の女の子。この春から虹野原学園高等部に通うことになりました。憧れの高校だったため、家族全員で大喜び。

そして高校まで徒歩5分の場所にある祖父母の家に下宿することが決まりました。優しい祖父母との生活、そして美味しい手料理に思いを馳せてはるばるやってきたのですが、いきなり衝撃的な光景を目の当たりにしてしまいます。

祖父母が営んでいる男子寮・虹野原寮で喧嘩が勃発した様子。気が動転した苺は、咄嗟にケガをしているほうの男子を庇います。正義感からの行動でしたが、早とちりしてしまったことで祖母からたしなめられてしまうのでした。

喧嘩してケガをさせた側の男子・三日月（みかづき）くんは、目つきが鋭く寡黙なタイプ。喧嘩も強いことから、気性の荒い人たちに何かと狙われやすいようなのです。

とはいえ、祖父母にとって寮生は家族同然の大切な存在とのこと。苺はそんな祖父母の気持ちを理解したいと考えました。しかしその矢先、孫のために張り切った祖母がぎっくり腰で動けなくなってしまったのです。

祖父は料理が得意ではなく、短期間働いてくれる人を見つけようにも当てはありません。そこで苺は、高校生活が始まるまでの数日間寮母の仕事を代行すると申し出ました。

ほとんどの作業が料理となりますが、バラバラの個性を持った5人の寮生たちと交流することに…。

「虹野原で恋はできない」の魅力について

「虹野原で恋はできない」の主人公・苺は、正義感が強く家族想いの女の子です。憧れの学校で送る高校生活はもちろん、祖父母との新生活にも胸を躍らせていました。

しかし祖父母が学校のそばで営む男子寮・虹野原寮であらゆる困難にぶつかるのです。寮生の三日月くんはクールな暴君に思え、第一印象は決してよいものではありませんでした。

さらにフレンドリーな自由人・一条（いちじょう）先輩も染髪にたくさんのピアスと、堂々と校則違反をしている困った人物です。そして独特な感性を持った二瓶杏矢（にへいきょうや）、筋トレが習慣のスポーティーな五輪柑二（いつわかんじ）、美容に力を注いでいる六平棗（むさかなつめ）など。

個性的すぎる寮生たちとの暮らしは、慣れてきたら楽しそうなものではありますが、足並みを揃えるのが大変です。また、祖母のぎっくり腰は苺が入学式を迎える前に完治しました。

これでようやく平穏な学校生活が送れると思われましたが、トラブルが重なり祖父母の家の屋根が壊れ、苺の部屋はとても人が住める状態ではなくなってしまいます。このため男子寮の空いている部屋で生活することに…。

苺の波乱の新生活はやがて安定してくるのか、そして夢見る「運命の恋」はスタートするのでしょうか。作中では、個性豊かな寮生それぞれの性格にクローズアップすることが期待できますし、最終話まで苺の恋をしっかりと見守っていきたくなります。

紳士的な男性との運命の恋に期待！

「虹野原で恋はできない」の第2巻は、2023年8月24日（木）に発売されました。こちらはデジタル版なので、いずれかの電子書籍サービスで購入する形となります。

主人公・苺が虹野原学園高等部に憧れてきたことには理由がありました。そのうちのひとつとして、祖母が祖父と出会った場所であること、さらに母が父と出会った場所であることが関係しています。

このため自分も虹野原学園高等部で素敵な男性と出会い、「運命の恋」がしてみたいと望んでいるのです。果たして運命の相手を高校で見つけることができるのか、それともすでに意外な場所にパートナーはいるのでしょうか。

集英社 公式ページ：https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08X10000000028236800

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