少年寅次郎は土曜ドラマとして、現在放送されているものです。寅次郎と聞くと「男はつらいよ」の映画を思い出しますね。
この映画の生みの親である山田洋次監督が、小説にて描いた内容が使われているのがこのドラマなのです。登場人物やストーリーについて、お伝えしていきますね!
登場人物
このドラマの登場人物として、車光子(井上真央)の存在が光ります。くるまやを営む車家の長男に嫁ぎました。とてもしっかりした性格です。
夫は思っていたよりも頼りないのですが、その仕打ちに対して反撃をしていきます。ところが本当は、とても深い愛情を持っているのです。
車寅次郎役には幼少時代は藤原颯音、成長していく頃には井上優吏の二人が抜擢されました。父に対しては苦手意識がありますが、母の光子のことはとても好きなのです。
父親役の車平造は毎熊克哉が演じています。家業に携わらず遊んでばかりいる光子の夫ですが、実は争いごとが嫌いでお調子ものの性格でもあるのです。
車竜造は車家の次男で泉澤祐希が演じています。上野の和菓子屋の職人で、とても働き者です。のんきなように見せながらも、いつも光子たちを気遣う優しい性格。
そして車さくらは、寅次郎が世界で二番目に大切な日本一の妹です。寅次郎とは母親が違うのですが、本人はそのことを知りません。
性格的には天真爛漫でとても明るいです。幼少時代を落井実結子が、少し成長してからは野澤しおりが演じています。その他、多くの魅力ある登場人物が出演しているドラマです。
あらすじ
昭和11年2月25日。歴史を揺るがす226事件の前夜のことです。くるま家にも大きな事件が起こりました。
雪が降るこの日、参道にある団子屋の軒下に赤ん坊が置かれていたのです。この赤ん坊はのちに、この家の子供になりました。
そして日本一の妹のさくらが誕生したのです。小学校時代に始まった戦争と父の出征、更には初恋など。
その後には、現在の寅次郎につながる家出もありました。ずっと持っていたい少年の心。それを思い出させてくれる内容なのです。
家族への愛についても、深く考えさせてくれる内容でしょう。フーテンの寅は、このようにして出来上がったのです。実際に「男はつらいよ」の映画ファンとしては、ぜひ観ておきたいドラマですね。
「男はつらいよ」は心の中にいつまでも
「男はつらいよ」を全てのシリーズ制覇をした人もいるはずです。この映画から、多くのことを得て学んだ人もいるでしょう。
そのような人にとっては、このドラマはぜひ観ておきたいもの。少年の時の寅次郎を知り、涙する場面もあるはずです。