SEKAI NO OWARIのumbrellaの歌詞の意味と曲の魅力について
- 2020/7/16
- 音楽
- SEKAI NO OWARI, umbrella, 歌詞
SEKAI NO OWARIのumbrellaは、メジャー13作目のシングルとして発売。この曲はドラマの主題歌にもなりました。
歌詞にどのような意味があるのか、そして曲の魅力についてもお伝えしていきましょう。
ドラマの主題歌に
この曲は「竜の道 二つの顔の復讐者」の書き下ろし主題歌でもあります。先に脚本を読みこの中のキーワードを元にして、この曲は生まれたのです。
そしてドラマを制作する人たちと何度もやりとりをして、いつも以上に試行錯誤をしたうえでこの曲は世に出たのでしょう。
ドラマの本質的なテーマまで、曲の中に入れ込んである表現力は素晴らしいとドラマプロデューサーは語っています。
主題歌によりドラマの盛り上がり方も違ってきますよね。さすがSEKAI NO OWARIだと思うような素晴らしい曲。だからこそドラマも、とても魅力的なものになったのでしょう。
歌詞の意味について
今までに雨や傘をこんなに切なく美しく表現した曲は、なかなかないと感じます。鏡に映る私、今までの自分の方がよかったとつぶやきながら、心の中はとても複雑なのでしょう。
大切な人を濡らす雨に対して、守るだけの傘。でもこれについては自分で運命を決めたのです。希望があったとしても、これについては忘れなければいけない。
それが自分を守るためなのでしょう。もし過去に戻れても、また同じことを繰り返す自分を分かっているのです。
雨がずっと降り続けばいいのにと願いそうになる、でもこれについては願うことは許されないと自分でも知っているのでしょう。
大切な人に降る雨があがり、青空を見たいと大切な人が望んだとしたら、この時に曲の中の主人公は、どうなってしまうのでしょう。
大切な人の目の前から消えなければいけない、そう思っているのかもしれません。自分について知らなければ、幸せになれたように感じるのです。
雪の日に傘を閉じ、見上げた空。この時の大切な人の笑顔に触れたくても、触れることはできないのです。
思い出は希望となり心の中にも、まだ消えないままなのでしょう。こんな自分の気持が強くなってはいけない、眩し過ぎる太陽が今はとても辛いのです。気持ちは自由、こう言われた時もあるのです。
でもそうではないと、自分では気が付いていたのでしょう。雨が上がると傘立てに傘が忘れられていました。忘れたことも忘れられてしまうような。そんな悲しい傘が、まるで自分のようだと感じているのでしょうか。
独特な世界観
SEKAI NO OWARIは、やはり世界観が素晴らしいです。引き込まれていく魅力のある曲だと感じます。
寂しい、切ない、でも希望を消したくない。こういう思いを持ちながら、曲を聴いていると傘の気持ちになれるような、傘のような恋愛しかできない自分を知るような、そんな曲なのかもしれません。