「竜とそばかすの姫」の映画が公開されるのが待ち遠しいと思っている人も多いでしょう。監督、脚本を担当しているのが細田守ということでも、この映画は一躍話題になっています。
今回はそんな「竜とそばかすの姫」の映画について、ストーリーやキャスト、公開日などをご紹介していきましょう。
「竜とそばかすの姫」のストーリー
主人公・内藤鈴(ないとうすず)は、高知県の田舎のほうで暮らしている女子高生。幼い頃に母親との別れを経験し、それまで大好きだった歌も歌えなくなってしまいました。
父との関係性にも溝が生まれつつあり、作曲だけを唯一の楽しみにしていた鈴。そんな中、全世界で50億以上の人々が集うインターネット上の仮想世界「U」に、ベルという名前で参加することになったのです。
そこでは物怖じすることなく、萎縮せず歌うことができました。鈴は自ら制作した歌を仮想世界「U」で披露していきますが、次第に世界中の人々から注目され「歌姫」と敬われるようになります。
ついにはコンサートまで開かれ、当日はたくさんの人が集まりました。上手くいくかと思われたものの、会場に突然現れたのは謎の竜。
コンサートは台無しになってしまったのですが、鈴はその竜について知りたいと思うようになり、彼らは自然と心を許し合っていくのです。
キャストを知っておこう
主人公である内藤鈴のキャラクター・ボイスを担当するのは、シンガーソングライターの中村佳穂。つややかで瑞々しい声は、歌姫・ベルにもぴったりです。
また、バスケ部に所属している男子で、鈴の幼なじみでもある久武忍(ひさたけしのぶ)は俳優の成田凌が演じています。「しのぶくん」と呼ばれるこのキャラクターは、幼い頃、鈴にプロポーズをしたというエピソードを持つ気になる存在。
さらに同級生・千頭慎次郎(ちかみしんじろう)を俳優の染谷将太が、渡辺瑠果(わたなべるか)を女優の玉城ティナが演じていることでも、「竜とそばかすの姫」はかなり話題になっているのです。
他にも「ikura」の名義で音楽ユニット「YOASOBI」に所属しているシンガーソングライター・幾田りらが、鈴の親友・別役弘香(べつやくひろか)の声を担当。弘香は愉快な友人ですが、ハキハキと物ごとを口にするところがあり、鈴の正体を知っているただ一人の人なのです。
また、鈴の父親のキャラクター・ボイスは、大物俳優である役所広司が演じることになっています。妻を亡くしてから娘との接し方に悩むようになった、不器用ながらも優しい父親にどうなりきるのか、期待が高まっていくのを感じますね。
仮想世界の住民たちとの絆も見どころ
「竜とそばかすの姫」の映画は、2021年7月16日(金)に公開される予定です。まだ明らかになっていないキャストもいますので、公開までの数週間にこまめにチェックしておきましょう。
「竜とそばかすの姫」は、家族愛、恋愛、友情、さらには仮想世界という異空間で築かれる人間同士の絆を描いた物語。
「U」ではもう一人の自分の存在「As」を持つことになるのですが、それが各々どういった人格であるのか、また正体は誰なのかと、ミステリアスな部分が山ほどある、今最も注目されるアニメ映画なのです。
公式HP:https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/