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公開日 2024年9月24日 最終更新日 2024年9月24日

「夏目友人帳 漆」がこの秋放送される予定です。「夏目友人帳」といえば、漫画やTVアニメでお馴染みの伝奇作品。20年以上前から少女漫画誌にて連載されており、漫画好きな人なら必ず知っているほどポピュラーな作品です。

そこで今回は、そんな「夏目友人帳」のストーリーや、TVアニメの第7シリーズの放送情報について詳しくご紹介していきましょう。

累計発行部数1,700万部超の大ヒット作品

「夏目友人帳」は、2007年9月号より白泉社・LaLaで連載されている妖契約奇譚です。初出は同社・LaLa DXの2003年7月号で、2005年1月号からは読み切りのシリーズとして隔月連載されるようになりました。

作者は「あかく咲く声」「緋色の椅子」などでお馴染みの緑川ゆき先生です。「夏目友人帳」の累計発行部数は、2023年9月時点で1,700万部を突破しています。

2008年7月にTVアニメ化もしており、今までに第6期まで放送されました。2017年春期に第6シーズンが放送されたのち、「劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜」「夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者」と2作の劇場アニメが公開されました。

そして2023年７月、第7期「夏目友人帳 漆」の制作が発表。こちらは2024年秋期に放送される予定です。

 

「妖」が見える主人公

主人公・夏目貴志（なつめたかし）は、高校1年生の男子です。彼はごく普通の学生に見えるものの、実は常人には見えない「妖」を見る能力の持ち主。

小さい頃に両親を亡くし、父方の親戚の家を転々としていましたが、特殊な能力のために「嘘つき」「薄気味悪い」と敬遠されてきました。

そんな中、遠縁の藤原（ふじわら）夫妻に引き取られることになった貴志。彼は夫妻の愛情に報いるため、自分の能力を隠し通そうと決めていたのです。

しかし高校生になった貴志は、なぜか妖怪に絡まれるように。ある日「名前を返せ」と言う妖に襲われた彼は、逃げる途中で妖怪・斑（まだら）の封印を解いてしまいました。

頭の大きな猫の姿をしている斑。貴志と初めて会ったはずの斑は、「夏目レイコ（なつめれいこ）じゃないか」と尋ねます。レイコは貴志の祖母の名で、聞くところによれば強大な妖力を持つ美しい女性だったとのこと。

自宅に帰った貴志は、レイコの数少ない遺品の中から「友人帳」を見つけます。この「友人帳」は、かつてレイコが妖怪たちと勝負し、負かして奪った妖怪の名が書かれた契約書の束でした。

とある特別な力を持つ友人帳は、妖たちの間でも名が知れており、数々の妖が友人帳を手に入れようと貴志を襲います。斑もまた貴志から友人帳を奪おうとしますが、貴志は「自分が亡くなった時に友人帳をあげる」と約束し、斑は貴志の用心棒となり…。

 

「夏目友人帳 漆」のストーリー

「夏目友人帳 漆」は、2024年10月7日（月）より放送開始となる予定です。用心棒となった斑を、その見た目に由来して「ニャンコ先生」と呼ぶようになった貴志。

彼らは「友人帳」に名を縛られてしまった妖怪たちに名を返すために旅を始めます。様々な思いを抱える妖、そして彼らに関わる人々との触れ合いを通じて、貴志は自分の望む生き方を見出すようになります。

「友人帳」を受け継いだことであらゆる災いに振り回される貴志。しかしその反面、思いを共有できる仲間たちとも巡り会い、そばにある大切な日々を守りたいと思うようになります。

最新の第7シーズンではどのようなエピソードが描かれるのか、原作や前作のファンはもちろん、あまり観たことがないという人も、この機会に謎めいた優しい世界を覗いてみましょう。

 

祖母より受け継いだ特別な能力と「思い」

「妖」の姿が見える、声が聞ける能力は、祖母より受け継いだものだと知った貴志。そしてかつての祖母が、周囲から理解されず孤立していたことも知り、神妙な気持ちになります。

祖母が生涯得ることのなかった、大切な仲間たちとのつながりを得た貴志は、守るべきものを胸に用心棒・ニャンコ先生と共に歩き出します。

妖怪と人間の種族を超えたつながり、友情や家族愛などが大きなテーマとして掲げられている「夏目友人帳」。癒しを求めている時や優しい気持ちになりたい時に、ぜひ原作と併せてご覧になってみてください。

 

TVアニメ「夏目友人帳 漆」公式HP：https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/natsume7/

「夏目友人帳」公式ポータルサイト：https://www.natsume-anime.jp/

 

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