桝太一アナウンサーの転職発表が大きな話題になっています。日本テレビの看板アナウンサーのひとりとして、高い人気を集めている桝太一アナウンサー。キャスターを務める番組内での想定外とも言える突然の発表にびっくりした人は多いでしょう。
今回は、桝太一アナウンサーにスポットライトを当ててみましょう。
アナウンサーから研究者に
メインキャスターを務める番組「真相報道 バンキシャ!」の2022年1月23日放送の冒頭で、3月で日本テレビを退職して研究者の道に進むことを発表しました。
テレビ局の人気アナウンサーが退職して、フリーのアナウンサーやタレントに転身することはよくありますが、研究者に転身するケースはとても稀なことでしょう。
京都にある私立の名門・同志社大学のハリス理化学研究所の助教(専任研究所員)に4月から就任します。ハリス理化学研究所は京田辺キャンパスにあります。京都駅から約20km南に位置する京田辺市の郊外にあり、奈良県や大阪府にも近い場所です。
科学的なことを分かりやすくテレビで伝えることについて研究したいという思いで、サイエンスコミュニケーションという学問分野に取り組んでいくそうです。40歳からの新たな挑戦、新たな環境で存分に研究を頑張ってほしいですね。
目標は「理系版の池上彰さん」
4月以降も「真相報道 バンキシャ!」のキャスターは継続すると発表されました。研究者としてメインに活動し、日曜にキャスターという二刀流としてやっていきます。
退職で寂しく感じるファンの方にとって、毎週日曜の夕方には元気な姿を見ることができるのは嬉しいですね。
科学と社会をつなぐ架け橋的な貢献をしていきたいという志があり、とても素敵です。様々な分野の幅広い科学がありますが、16年間のアナウンサー経験も活かして、科学の魅力や活用などについて分かりやすく身近に感じさせる存在になってくれることでしょう。
「理系版の池上彰さん」のような存在が目標ということなので、将来的にはテレビを始め様々な形で、メディアなど幅広く活躍する桝さんの姿が想像できるような感じがします。
子供の頃から生き物が大好き
桝太一は、1981年9月4日生まれの40歳(2022年2月現在)、千葉県千葉市の出身です。子供の頃の夢は昆虫学者というほど、昆虫や生き物が今でも大好きです。
中高一貫の超名門校・麻布学園に入る秀才で、生物部のチョウ班で活動。高山に登山して昆虫採集をするために、運動部並みかそれ以上のトレーニングをして鍛えていました。アウトドア派の体育会系生物部というほどです。
生き物が好きという思いが大学進学にも影響して、高校3年になって理系に転向しますが、現役で東京大学理科Ⅱ類に見事合格。農学部を専攻してアナゴの研究をしています。大学院(農学生命科学研究科)ではアサリの研究をしました。子供の頃から一貫して生き物が大好きなのです。
アナウンサーとして16年
理系の知識を活かして分かりやすく伝えたいという思いでアナウンサーを志望し、2006年に日本テレビに入社します。
プロレスの実況などを経て、2011年4月にスタートした朝の情報番組「ZIP!」の総合司会として、29歳で大抜擢されました。その後「全国高等学校クイズ選手権」や「24時間テレビ」の総合司会を務めるなど、局を代表するようなアナウンサーに成長。
「ザ!鉄腕!DASH!!」の「DASH海岸」のコーナーでも、生き物が大好きで楽しそうに生き生きとした姿がとても印象的でした。
新たな舞台で活躍を期待
「ZIP!」で行ったガラパゴス諸島で購入したイグアナのぬいぐるみが宝物という可愛らしい一面も素敵です。海が大好きな「さかなクン」とのコラボ研究なども見てみたい気がします。好奇心があり、新たな活躍の舞台や夢がきっと広がることでしょう。活躍を期待して今後も応援したいですね。
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/announcer/profile/t_masu.html
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