ロングコートダディがM-1グランプリ2021決勝で大健闘して、全国にネタの面白さを印象付けました。これまであまり知らなかった人も、ロングコートダディのファンになったといいう人も多いでしょう。M-1決勝で秀逸なネタを披露したロングコートダディについて紹介しましょう。
M-1グランプリ決勝のネタが秀逸
堂前と兎のコンビであるロングコートダディは、M-1グランプリ2021で決勝初進出でした。これまで準々決勝3回、準決勝2回とあと一歩で、今回悲願の決勝の舞台で披露したネタは、「ワニになりたい」というネタ。
兎が生まれ変われるとしたらワニになりたいというネタふりから始まります。生まれ変わる練習が必要と天界役の堂前が、割り振っていき兎の番でなぜか「肉うどん(難波の230円)」になるのです。
ある法則があるとヒントをもらい、もう一度ワニに生まれ変わるチャレンジをします。しりとりの法則を発見して、「ワ」が来ると素早く動くも一歩遅れ、ワニの後の「肉うどん(冷凍の78円)」となってしまうのです。
3度目のチャレンジでは「2文字タイム」に突入して、ワニの期待感が高まり大喜びの兎。しかし、しりとりの「ワ」のタイミングで2文字タイムが終了してしまいます。最後のオチは敢えて書きませんが、「肉うどん」に当たって兎の驚いた表情と、肉うどんが吸われる表情が面白く、大爆笑を誘います。
堂前のゆるく淡々とした表情から繰り出すワニのマークのラコステなどのワードセンスと、兎の目と表情でツッコミを入れて演じる顔芸のコンビネーションが抜群です。
肉うどんがトレンド入り
2019年のミルクボーイが「コーンフレーク」ネタで大ブレイクしましたが、今大会のロングコートダディが発した「肉うどん」は、かなりのインパクトを与えたビッグワードとなりました。
たくさんの芸能人を始め、丸亀製麺まで反応するなど、トレンド入りをしました。あいみょんは肉うどんの曲を作りたいとまでツイート。「肉うどん」を食べたいと思った人が、全国にどれほどいたことでしょう。
審査員のコメントにもあったように左右に移動する動きが何度もあり、コント風の漫才になった部分で、得点の伸びが鈍った感があるようです。
ファーストステージで最高得点を出したオズワルドの次の出番でしたが、ネタの面白さでは引けを取らないほどに感じました。
惜しくもファーストステージ4位で、最終決戦の3組に入れませんでしたが、ロングコートダディの名は多くの人に刻まれたことでしょう。
最終決戦用にもう1本用意していたネタを見たかった、どんなネタだったのか気になるという人は、すでに虜になっているのかもしれません。
ロングコートダディのプロフィールについて
ロングコートダディは、大阪をベースに活動している吉本興業所属の芸人です。堂前と兎は、NSC大阪校の31期生として2008年に学び、出会いました。同期にはインディアンスやセルライトスパなどがいます。
2009年4月に堂前が誘ってコンビ「カレー」を結成。「ソテー」を経て、現コンビ名になりました。ロングコートを着た男性を見て兎が発案したそうです。
2020年にはキングオブコントの決勝にも進出するなど、コントと漫才の両方で実力を発揮しています。
堂前透は、1990年1月16日生まれ、福井県おおい町出身です。学生時代演劇部で脚本や演出も担当していました。大喜利も得意で、センスのあるネタには定評があります。
兎(本名:高橋翔太)は、1988年8月19日生まれ、岡山県岡山市出身です。一世風靡したブルゾンちえみは高校の2年後輩。愛されキャラの空気感を持っています。
ブレイク候補として注目のコンビ
脱力系のゆるさが特徴で、優しい雰囲気の芸風はほっとする安心感があります。結成12年目での初のM-1グランプリ決勝で、確かな手ごたえをつかんだことでしょう。来年も大いに期待できます。ブレイク候補として今後も注目したいコンビです。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5217
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