公開日 2019年9月22日 最終更新日 2020年7月10日
King Gnuと聞くと、今も『白日』のイメージが強い人が多いのではないでしょうか。今回新曲として、リリースしたのが『飛行艇』です。
この曲は、テレビCMにも使われているもの。その歌詞の意味や魅力について見ていきましょう。
ANAのテレビCM
今回の曲はANAの最新CMのために、書き下ろされたものなのです。CMソングである「Hitamin」は、アルバムの「Sympa」に収録されていますが、日本でオンエアされていませんでした。
2019年4月にANAの海外版のテレビCMに「Hitamin」が起用されました。そしてこれが話題を呼んで、今回は国内版のテレビCMを手がけることに。
日本でもCMとして流してほしいと思っていたファンとしては、今回の『飛行艇』の発表はとても嬉しいものになったでしょう。
歌詞の意味について
とても力強い歌詞が印象的です。この曲はCMにも使われた、ANAのメッセージとも通じる部分があるもの。
今の時代には、様々な出来事が起こりどう生きればよいのか分からずに悩むことはとても多いでしょう。
何が正しくて間違っているのか、普通とは何なのか分からずに苦しむ人も。人と違った生き方をしてはいけないのか、それとも違う生き方をしなければいけないのか。
どうすれば自分らしくいられるのかを考えると、この答えを見出すのはとても難しいように感じます。
人に染まる自分でいたくない、でも染まらずにはいられない時もある。こういう時にはどうすればよいのかと、不安になってしまう人もいるでしょう。
でも『飛行艇』の歌詞は、この時代だからこそ強く生きていこうというメッセージをくれているのです。
なぜ飛行機ではなくて、飛行艇なのかということについて、不思議に思う人もいますよね。飛行艇とは、水面発着できる機体のこと。ここにも表現したかったものがあるように感じます。
大空を自由に飛び回りたい、これは時に人として誰もが思うことでしょう。心だけでも飛ばしてみたい願いを、この曲が叶えてくれるのです。
もしかしたら、心だけなら大空を飛ぶことができるかもしれない、このように思わせてくれる曲と言えるでしょう。
心の中は誰にも縛られずに、本来はとても自由なものなのです。鳥のように空を飛びたい、でもこれができない人間は、鳥を羨ましく思う時もあるでしょう。
ところが心については、そうではないとこの曲が教えてくれています。命を揺らしながら、空を飛ばせてくれるのでしょう。
こういった世界観は、彼らにしか出せないもの。この曲を聴いて、自分らしさとは何かについて見つけることができる人もいるはずです。
King Gnuの今後がかなり期待できる!
白日とは違い、今回の曲はかなり力強さを感じさせるものです。様々な面をまだまだ持っていると想定されるKing Gnu。
どのような楽曲を今度も提供してくれるのか、とても期待ができますね。