公開日 2023年12月22日 最終更新日 2023年12月22日
上白石萌音「Loop」の歌詞の意味については、ドラマの主題歌でもあるため深く知っておきたい内容です。
透き通るような美しい声、そして表現力にとても魅力を感じる人は多いでしょう。では今回は上白石萌音「Loop」の歌詞の意味、そしてドラマの主題歌との関連性について詳しくお伝えしていきますね。
ドラマの主題歌として
上白石萌音「Loop」は読売テレビ・日本テレビ系にて放送中の3週連続SPドラマ、『自転しながら公転する』の主題歌になっています。
12月14日(木)、21日(木)、28日(木)の夜11:59から放送です。ストーリーとしては主人公の30歳独身女性が、東京を離れて地元の茨城に戻って1年の月日が経ったところから始まります。
一生懸命努力をしても報われずに、将来に不安をかかえながら過ごしている主人公。そんな時に出会ったアルバイト店員の男性。20代の頃のキラキラした恋愛ではなく、リアルを突き付けられる中で2人の関係は深まります。
でも波長が合うというだけで結婚をしてもいいのかと悩み、出産して子育てをするとしても未来があるのかについて考えていくのです。
彼との出会いが自分をどこに連れて行くのかと考えた時に、恋や仕事そして親の介護に自分自身でぐるぐると思い悩みながら、自身の環境も変わっていくことになっていきます。
MVについて
「Loop」は上白石萌音が作詞の面で共作として携わった楽曲で、MVではその歌詞を書き上げるための旅のような、電車で出かける上白石萌音の姿に密着した内容になっています。
撮影を手掛けたのは以前『情熱大陸』に出演した際に密着したチームです。そして車窓からの景色を真剣に眺める姿や、あまりの強風に思わず爆笑してしまう姿など。
上白石萌音の日常に近い表情が収められているので、繰り返す日々の愛おしさが描かれているのです。
「Loop」の歌詞の意味について
適当に畳んだTシャツを伸ばしていた時に、絡まったコードが見えたのです。恥じらいや可笑しさにて思うのは、まるで自分たちみたいということ。
新しいカーテンがゆらゆらと、まるで踊っているように見えるのでしょう。手を繋いで並んで歩いたはずのふたり。今では時々迷いやためらい、そして悔やみを飲み込んでいるのです。いつしか守りたかったものが何だったのか、わからなくなってしまうことも。
今まで過ごしてきた日々や、選んだ道の全てを間違いではないとは言いたくない。でもこころからのびる影、そしてゆがみさえも見つめながらぐるぐる生きる自分がいるのでしょう。
伝えたい気持ちさえも曲がったようになっている。あの日の手紙はまだここにあるのに。すがるように誰かにもらった言葉に対して、ひとりで今はズキズキと胸を痛めるのでしょう。
深く沁み込んで響いてうなだれて、大切な手を握ることさえも難しくなってしまうのです。夢や幸せが誰のためにあるのか、その答えについて見つけたい。
でも進めば進むほどに深い闇をにらみながら。ぐるぐるめぐる人生を感じているのです。傾きながらまわる世界にて、凪いだ海の美しさ、ここにとどまる雲を繰り返す日々をただ愛することができたのなら。
今まで過ごしてきた日々、そして選んだ道の全ては他の誰のものでもないのです。こころからのびる影やゆがみも愛していこう。ぐるぐる生きる自分がいる。ぐるぐるめぐるこの星の下でこれからもずっと。
当たり前のようでも大切なこと
日々が過ぎていくのを当然のように思う時もありますよね。でも実はこの瞬間は、とても大切なものかもしれません。
その中でぐるぐると回って巡っていくのでしょう。そんな自分のことを、何となく楽しく思ったり不思議な気持ちになったりするのです。
ドラマの世界ともリンクしている部分が多いので、ドラマと共に楽曲の世界も堪能したいと思えるような素敵な曲ですね。
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