かが屋のコントは、演技力があってクオリティが高いとベテラン芸人をはじめ、放送作家なども一目置く芸人です。舞台の袖に芸人たちが集まる芸人とも言われています。
お笑い第7世代の若手芸人の中でも、注目株のコンビです。大ブレイクの予感がする「かが屋」について紹介しましょう。
かが屋とは旅館?
かが屋と聞いて、北陸地方の加賀、温泉や観光旅館などを連想する人も多いのではないでしょうか。出身地が加賀の北陸なのかと思いきや、二人とも中国地方出身です。
コンビ名の由来は名前からで、加賀と賀谷の二人の本名を合わせて、かがや=かが屋となりました。
加賀翔(かがしょう)、1993年5月16日生まれの27歳(O型)、岡山県備前市出身。短髪がトレードマークです。
高校を中退し、アルバイトをしていました。2012年に友人に誘われ吉本興業の養成所NSC大阪校に入ります。しかし誘った相方は、入学のタイミングで取りやめてしまいます。
よしもと漫才劇場ができる計画があり、漫才が中心となりコントではやっていけないと思い込み、コントをしたいためNSCを中退し上京します。
賀屋壮也(かやそうや)、1993年2月19日生まれの27歳(B型)、広島県呉市出身。長髪がトレードマークで、本名は賀谷壯弥(かやそうや)。
東京学芸大学卒業で、社会科の教員免許を取得しています。放送作家になることも考えた時期があり、有名放送作家のオークラに憧れています。現在の活躍をオークラに面白いと評価されていることを知り、涙しました。
コンビ結成はコンビニ
二人はコンビニでアルバイトをしていたことで、2013年に知り合います。夜勤と朝勤でシフトが違うため会う機会はなく、お互い働いていました。
店長がそれぞれと話をしていて、バナナマンのコントが好きだという共通点を知り、店長を介して質問したりするようになります。
店長がコンビニでアルバイトの忘年会を企画してくれて、店頭には店長と派遣の人が入り、狭いバックヤードでの忘年会でした。この時に二人は初めて顔をあわせたのです。店長の粋な計らいで、かが屋は結成するきっかけを得ました。
マセキ芸能社に入り、2015年にデビューしました。
公式ページ:https://www.maseki.co.jp/talent/kagaya
二人の共通点
二人には武蔵小金井に住み、同じコンビニでアルバイトをし、バナナマンが好きという共通点がありました。その他にも、同じ1993年生まれ(学年はひとつ違い)、岡山と広島の山陽地方の出身、両親が子供の頃に離婚など、いろいろな共通点があります。
派手な小道具や、奇抜なキャラクターに頼らず、ボケとツッコミを明確に強調しないスタイルを支えているのは、演技力です。コントに対する考え方も二人の共通点なのでしょう。
毎月100個のコントのシチュエーションを考える努力家でもあります。身近な小さな出来事を笑いに変える、何気ない生活の一コマを切り取ってコントに仕立てます。
キングオブコント2019で決勝進出し、注目されました。今年は優勝候補のコンビなのです。